同じ北海道でも海沿いの函館よりかなり暑い内陸都市の札幌。今週から北海道シリーズは舞台を札幌へ移し、夏競馬をさらにアツくします!今週は日本ダービー馬・レイデオロの全弟レイエンダもデビューしますし、開幕週から大いに盛り上がりそうですね。
さて、札幌一発目の重賞はクイーンS(G3、芝1800m)です。何と言っても目玉はアドマイヤリードとアエロリットのG1馬2頭でしょう。前走G1勝ちがこのレースに出走してくること自体珍しいのに、2頭も出走してくるというのは驚きです。前記事でも記した通り、この2強の取捨が今回馬券を組む上で最も重要なポイントとなるでしょう。
本命は好走条件が揃っている「アエロリット」!スタートさえ決まれば崩れることはない?!
本命に選んだのはアエロリットです!内枠、先行馬、52kgというだけでほとんど選んだようなものですが、条件は十分揃っております。洋芝にクロフネ産駒と血統的にも相性は良い舞台。時計の速い決着が得意なのは前走で判ったので、開幕週のここは好走する可能性は高いと見ております。ペースが上がった中でもしっかりともう一段回加速することができる馬ですし、瞬間的なキレ味はありませんが、要所でしっかりと反応してくれるところはこの舞台で生きてくると思います。
とにかくゲートさえ上手く出てくれれば基本的には大崩れはないと思っておりますので、スタートは少なくとも五分に出てもらうことが前提です。
アドマイヤリードについてですが、この馬はこれまで直線長いコースばかり使ってきているので、直線短い札幌では持ち味が活きないと予想し、今回は外す予定です。さらに大外枠を引いてしまったことで、おそらく序盤は後方からの競馬で、3~4コーナーも外から動いていく立場となりそうです。小さなコースでスタートと最後の直線も短く、前半要素が問われやすい舞台なので、ロスも多くなる可能性が高いでしょう。
ここで勝ちきれば本当に強いと思いますが、好走条件が揃っているアエロリットに比べるとこちらは不利な要素が多いので、今回は重い印は打てません。
相手についてですが、今回は広めに買う予定です。中でも気になっているのがクインズミラーグロです。今年は重賞を4戦し、2着1回、3着3回と全て馬券圏内に入っており、抜群の安定感を見せております。小回りを上手く立ち回れますし、ペースもある程度上がっても問題なし、弱点らしい弱点がなく、器用さがある馬です。
ワンパンチ足りない感は否めませんが、枠も内目の良いところに入れたのでここは総合力の高さという武器が生きてくる舞台だと思っております。
予想は以上、クイーンSは本命アエロリットを軸に広めに流していく馬券で勝負します。傾向的には1,2番人気の好走例が多いレースですが、穴馬がよく絡む小波乱~中波乱くらいの決着が多いレースでもありますので、波乱にも期待した相手選びを意識したいと思います。