夏の名物重賞小倉記念が今週行われるが、確固たる軸馬不在で、大混戦の様相を呈している。出走する各馬全てにチャンスがあると言っても決して大げさではないだろう。残念ながら実力伯仲よりは、団栗の背比べに近いだろう。メンバーレベルは高くなく、夏のローカル重賞らしい構成。重賞競走にしてはかなりレベルが低く、オープン特別レベルとも言える。しかし外野がなんと言おうと小倉記念にはG3のグレードがついている。
どの馬からでも狙えるレースということもあり人気通りに決まる事は先ずないだろう。三者三様の予想が展開されることもあり人気は割れることが予想される。実力差のないレースであれば配当の大きい穴馬から狙うのがセオリー。思い切って穴馬のボックス馬券というのも面白い。メンバーレベルが低くとも馬券戦略の駆け引きに遜色はない、ここが競馬の面白いところだ。断然の1番人気馬をぶった切り勝負に出る強者もいる。穴党・本命党と、勝負をするスタンスは人により異なってくるが、ここは1番人気をぶった斬っても良いレース。
実力と人気は正しく比例するとは限らない。今年の小倉記念は間違いなく比例しない方のレース。こんなときはしっかりと穴馬を狙う事の方が賢明だ。穴馬の人気馬の能力差は配当ほどには差がつかない。正に競馬ファンの腕が試されるレースと言える。皆さんも小倉記念でしっかり勝負馬券を仕留める事が出来れば馬券を当てる腕が一つ上がったと言える。腕を磨くにはこういったレースが1番良い。
小倉記念は重賞なので目立つが、夏競馬は本当に難解なレースが続く。逆にこの期間こそが馬券を当てる腕を上げる絶好の機会と言える。この夏競馬を乗り切ることが出来たら馬券上手になるチャンス。極端な話、簡単なレースは誰でも取れる。重要なのは難しいレースを如何に効率よく仕留める事が出来るかだ。今年の小倉記念のようなレースでしっかりと的中馬券を手にすることが出来れば大きな自信に繋がるのは間違いない。ぜひとも小倉記念は攻めの姿勢で的中馬券をもぎ取って欲しい。