【JBCレディスクラシック2015】ホワイトフーガ、古馬トップに5馬身差の圧勝V!

11月3日に大井競馬場で行われた「第5回JBCレディスクラシック」(Jpn1、ダート1800m)は4番人気のホワイトフーガ(牝3)が直線で内から突き抜けて優勝した。

レースは好スタートを決めたブルーチッパーが逃げる展開で始まり、昨年の同レースの覇者で1番人気のサンビスタは4番手、そのすぐ外にアムールブリエが5番手で並走し、ホワイトフーガはサンビスタの約1馬身後ろの内を追走した。4コーナーでアムールブリエが2番手に押し上げ、それに続いてサンビスタも前へ動いた。直線ではサンビスタが内からブルーチッパーを交わし、前が空いて抜け出しを図った。しかし後ろにつけていたホワイトフーガが内からブルーチッパーを交わして一瞬でサンビスタに並びかけると一気に交わし去って後続を引き離した。最期は2着馬に5馬身の差をつけて圧勝した。

勝ちタイムは1分51秒5。1番人気のサンビスタは勝馬と5馬身差の2着、さらに2馬身1/2差の3着には外から脚を伸ばして粘り込んできたトロワボヌールが入着した。

勝ったホワイトフーガは高木登厩舎に所属する父クロフネ、母マリーンウィナーの3歳牝馬。通算成績は10戦5勝、今回の勝利で関東オークス(G2、川崎)に続く重賞2勝目を達成した。デビュー当時から同馬の手綱を握る大野拓弥騎手はJBC競争初勝利を挙げ、これまで古馬による勝利のみであった同レースを3歳馬で見事に勝利へと導いた。大野騎手は今年の8月にJRA通算300勝を達成しており、今回のJBC競争での好騎乗は今後の活躍にますます期待を抱かせた。