今年の関屋記念はかなり豪華なメンバーが集まりました。前走中京記念を優勝し3連勝と波にのるウインガニオン、その中京記念で3着に入着したブラックムーン、現在5戦連続馬券圏内のメートルダール、前年覇者のヤングマンパワーと、どの馬が勝っても納得がいきそうなメンバー構成となっており、熱い戦いが見られそうな予感です。
ロードホースクラブから期待の新星として誕生したロードクエストも今年で4歳になりますが、今回も人気上位の一角となります。
飛躍の舞台となった新潟で復活なるか?!
昨年秋は京成杯オータムHを優勝し重賞ホルダーとなりましたが、その後は9着→9着→5着と凡走が続いております。前走のパラダイスSでは格上の扱いでしたが、結果は5着と渋い内容。前走は約7ヶ月の休み明けということである程度言い訳がききますが、今回は2歳時に鬼脚を繰り出し一躍有名となった舞台である新潟マイルが舞台となります。ファンを戦慄させた鬼脚をこの舞台で思い出せるかどうかというところに期待がかかります。
新潟の芝1600mは比較的平坦で約660mという長い直線が特徴的なコースです。コーナーで一旦緩み、長い直線での上がり勝負となりやすく、急→緩→急の典型的なラップになりやすい傾向があります。前半スローからコーナーで動いていく競馬で最後がいつも甘くなるロードクエストにとって、新潟はやはり向いてそうな舞台と言えます。
ただし、ほぼ毎レース出遅れ&後方一手で、さらにある程度人気を背負うとなると買いづらい一頭でもあります。いずれにせよ、そろそろ正念場。レベルが高い今回のマイル戦で勝ち負けまで加わってくれば、秋も楽しみになるでしょう。2年ぶりとなる新潟のマイルで復権を目指します。