今週8日は南関東二冠目の「東京ダービー」が大井競馬場で開催。
主役は一冠目の羽田盃を真島大輔騎手とのコンビで制したミヤギザオウか。レースは13番手の後方内をロスなく追走し、直線はメンバー最速の脚で内から抜け出して快勝。9番人気という低評価を覆し、3連単300万円を付ける大波乱決着を演出した。もともと東京ダービーを大目標としており、権利取りを狙っての参戦だったが、1着という形で見事二冠目への主役候補に躍り出た。
ハイペースを内でロスなく回ってと展開がハマったこともあるが、繰り出した末脚は確かなもの。2走前のクラシックトライアルでも上がり最速の脚で3着に好走しており、近2戦は大井の1800mで連続好走。今回2000mは初となるが、距離は延びても良さそうなタイプ。
鞍上の真島騎手とは前走で初コンビとなったが、コンビ初戦から好騎乗を魅せてきた。序盤は後方過ぎるかと思われたが、内でロスなく馬のベストなペースで脚を溜め、3~4コーナーでも他馬が追っつける中でしっかり我慢させ、直線は懇親の鞭で追って突いてと、見事な手綱さばきを披露した。引き続き同騎手とのコンビなら期待感も高まる。
東京ダービー2着10回の的場文男騎手が悲願を達成することに期待するのが毎年の恒例行事だったが、今年は参戦せず。今年は真島騎手とミヤギザオウの二冠達成を期待して、レースを楽しむの良いだろう。