中央競馬の発展に多大な貢献のあった競走馬の功績を讃えるJRA顕彰馬。今年はアーモンドアイ、キングカメハメハの2頭が並んで144票にとどまり、規定となる投票者202人の4分の3以上(152票)をクリアできなかったため、今年は選定馬なしとなった。7日、JRAが公式ホームページで発表した。なお、顕彰者には藤沢和雄元調教師(70)が選出された。
上位には、投票数3位のブエナビスタ(91票)、3位のモーリス(78票)、4位のヴィクトワールピサ(30票)などがランクイン。昨年はキングカメハメハがトップの得票数を集めたが、選定基準となる投票者の4分の3以上をクリアできず、選定馬なしとなった。20年度にキタサンブラックが顕彰馬となったのを最後に、2年連続で選定馬なしとなった。
対象は中央競馬に競走馬登録されていた馬で、【1.】競走成績が特に優秀であると認められる馬【2.】競走成績が優秀であって、種牡馬または繁殖牝馬として、その産駒の競走成績が特に優秀であると認められる馬【3.】そのほか、中央競馬の発展に特に貢献があったと認められる馬。2001年4月1日~2021年3月31の間に競走馬登録を抹消した馬が選定対象で、現役馬および競走馬登録抹消1年未満の馬は選考対象外となる。