【北九州記念2017】人気馬に先行馬が集中、ハイペース必須か?

今週の小倉の日曜メインは「北九州記念」が開催されます。2014年は三連単で400万近い配当が出るなど波乱の多いレースなのですが、集まったメンバーを見てみると今年も抜けた馬がおらず混戦ムードで、どの馬が来てもおかしくないような波乱気配も漂うレースとなっております。まともな予想はせずに宝くじ感覚で買っても楽しめそうですが、できれば運に頼らず当てたいところですね。

さて、札幌記念が行われる札幌芝2000mのコースですが、このコースはスタートしてから最初のコーナーまでは約480mと長く、テンが速くなりやすい傾向があります。

今回は、オウノミチやダイアナヘイローを筆頭に、アクティブミノル、アルティマブラッド、ファインニードルといった比較的前で競馬をしたい馬が多く揃いました。とくにダイアナヘイローとファインニードルは近走の好走っぷりからも人気となりそうですし、全体的に見ると人気馬に先行馬が多い印象があります。

先行勢の中では小倉の実績もあるダイアナヘイローが一番人気となりそうです。ただ、まだオープンも勝っていない馬ですし、この3ヶ月ですでに4戦とタフなローテを組んでいるのでそろそろ疲れも心配です。勢いは確かな馬ですが、前走は辛勝で今回は相手強化となるので絶対的な信頼は置けません。ここ2走は3~4コーナーでしっかり息が入っているので、前半から飛ばすことになると難しくなる可能性があります。

ファインニードルは春はオープンで連敗するも、準オープン降級の前走・水無月Sで道中3番手から押し切って一発でオープン返り咲きました。2ハロン目から10秒台が3連続のハイペースでしたが、見事に快勝。個人的にはこちらの方が今回は条件は向いてそうな気がします。

いずれにせよ、メンバー的にもコース傾向的にも序盤から速くなりそうな気配が漂う今回の北九州記念。流れたレースで強い競馬をしてきた馬を中心に選んでみたいと思います。ただ、馬場が荒れてきて前半が速くなりすぎた時は先行馬総崩れで差し馬の台頭もあるので、馬場の状態もシッカリと確認しておきたいところです。