18日(土)は英国のアスコット競馬場でプラチナジュビリーS(G1、芝1200m)が開催。アスコット開催の最終日に用意される短距離のG1で、例年はダイヤモンドジュビリーSとして開催。今年はエリザベス女王の即位70周年をお祝いするプラチナジュビリーを記念し、プラチナムジュビリーSとして行わる。
日本からは20年の朝日杯FSの覇者、グレナディアガーズ(牡4、中内田充厩舎)が出走予定だ。
今年初戦の高松宮記念は、3番人気に推されながら12着大敗と大きく期待を裏切るかたちとなってしまった。スタートで遅れを取り、後方大外でかなりロスあり伸びきれずと、噛み合わない競馬であった。近2戦はスタートで出遅れているので、ゲートも課題の一つとなるだろう。また、気性の問題もあり、追い切りもテンションを上げすぎないような馬なり中心での調整が。海外での調整具体は慎重に見極たいところだ。
今回も引き続き1200mが舞台となるが、暮れの阪神Cは1400mで強い勝ち方をしており、適性的には1400mがベストという印象。アスコット競馬場は高低差の激しいタフなコース故、1400mへの高い距離適性はむしろいプラスに働くということもあるだろう。また、道悪では分が悪い馬故海外の馬場はどうかという見方もあるが、アスコット競馬場も近年は年々高速化してきている印象があり、こなしてくれる可能性は十分ありそうだ。
シャフリヤールの帯同馬としての付き添いが本来の役割のようにも思えるが、噛み合えば好勝負は十分可能な1頭。気性、スタート、状態面をクリアし、高速化した馬場を武器に勝利を飾れるか。国内での馬券発売は行われなくとも、海外重賞初Vに期待して応援したい。