【北九州記念2017】ファインニードル、ミルコで再び返り咲く!

8月は全国的に雨の日が続き、東京では16日連続で雨、仙台では26日連続雨といったように、真夏のこの時期としては異例の雨天続きとなりました。これからやっと晴れてくるようですが、バーベキューや海などのシーズン真っ只中ですから雨のせいでイベントをキャンセルせざるを得なかった方々も多いのではないでしょうか。まぁ私なんかはそんな楽しい予定は一切ありませんので、気になるのは馬場状態くらいなものです。

さて、先月は大雨、今月は台風と大変だった九州では1200mのハンデ重賞「北九州記念」が開催されます。2007年には三連単で157万円、2014年には395万円と、過去10年で2度の百万馬券が出ており、天気と同じくこちらも荒れる傾向が強いレースとなっております。

ハイペースの水無月を制したファインニードル、ミルコで再び返り咲く!

今回一番注目しているのは前走ハイペースだった水無月Sを制したファインニードルです。今年は人気馬に先行馬が多いですし、傾向的にもテンから速くなりやすいコースなのでペースは速くなる可能性が高そうです。アクティブミノル、オウノミチ、ダイアナヘイローといった先行馬の様子を見ながら競馬を進めていき、ある程度流れてくれればこの馬にとって理想的な展開となるでしょう。

前走に引き続きミルコ騎手が乗るので人気しそうなのがオッズ的にはネックですが、前走の好騎乗でコンビの相性は良好です。前走はミルコ騎手の好騎乗もあって再びオープンへ返り咲いたわけですが、春のオープン2走は全く通用しませんでした。いきなり重賞で勝てるのか?と疑問に思うところはありますが、小倉コースである程度流れてくれれば一番力を発揮する一頭だと思っております。

次に、相手で注目しているのは前走CBC賞で13着に大敗したアルティマブラッドです。前走は休み明けで動けなかった可能性もありますし、今回左回りから右回りに戻る点や、相性の良い松若騎手に戻る点などからも、全体的に条件は良くなる一戦となりそうです。前走の負けで人気も落ちそうな今回はオッズも魅力です。

穴馬で注目しているのはプレイズエターナルです。小倉コースは「0-2-1-0」と馬券圏内は100%。このうちの2着と3着を1回づつ獲っている北村友一騎手が前走のアイビスSDに引き続き騎乗予定となっております。サマースプリント2勝の経験もある騎手ですし、外枠を引いたのもこの馬にとってはプラスとなりそうです。一発に期待です。

以上、注目馬3頭を紹介させていただきました。何にせ荒れる傾向が強いレースで、今回も混戦ムードが漂うメンバー構成となっているので、おさえておきたい穴馬は積極的に買っておきたいところです。上記でも記したように今年の北九州記念は人気馬に先行馬が多い状況となっておりますが、当日の馬場次第では差し馬が台頭してくる展開にもなりやすくなるので、最後まで馬場の状態はチェックしておきたいと思います。それでは、皆さんの馬券の健闘を祈ります!