牝馬のハンデG3「マーメイドS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
ルビーカサブランカ(牝5、須貝尚介厩舎)
6/15(水)栗東・CW(やや重)6F85.3-5F69.0-4F53.9-1F11.7(馬なり)
酒井学騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。僚馬カルロヴェローチェの外を1馬身追走し、しまい重点に追われてラストは11.7の好時計をマークして併入しました。1週前はCWコースで2頭併せを行い、6F85.7-1F11.1とここでもしまいはと鋭い伸び脚を見せて半馬身先着。先週・最終と一杯に追われた僚馬を相手に手応え優勢でゴールしており、いつでも力は出せそうな態勢です。普段からしっかり乗り込んでおり1週前の時点で追い切り6本目と中間の乗り込み量も申し分なく、万全の態勢で臨めそうな気配です。
スルーセブンシーズ(牝4、尾関知人厩舎)
6/15(水)美浦・南W(やや重)5F67.4-4F52.3-3F38.1-1F12.1(馬なり)
美浦の南Wで単走。輸送も考慮して最終は馬なりで控えめの内容。道中は行きたがるのを抑えきれないくらいの手応えを見せていましたが、最後まで馬なりのままゴール。気性的な難しさがある馬で追い切りも攻め駆けするタイプでしたが、しっかり我慢できており気性面の成長が見られた点は高く評価したい点です。また、直線は力強くバネの効いた雄大なフットワークで伸びており、抑え気味でやったことを考慮しても十分高水準のデキにあることを感じさせられる動きでした。
ヴェルトハイム(牝4、友道康夫厩舎)
6/15(水)栗東・坂路(やや重)4F54.3-3F39.2-2F25.0-1F12.2(馬なり)
栗東坂路で単走。馬場の真ん中を軽快なフットワークで駆け上がり、馬なりのままラスト1Fは12.2をマークしてゴール。サラッと流す程度の軽めの内容でしたが、序盤は意識的に抑え、坂で手綱が緩むと素軽い足捌きで伸びており、追えば弾けそうな余力は残していました。1週前にはCWコースで6F80.5-1F11.7の好時計をマークしており、軽めながらも時計は出ています。近4戦は全て上がり3位以内をマークして3戦が連対、4着1回と目下の好調ぶりが目を引く1頭です。レースを使われているので強い負荷も必要なく、好状態で臨めそうです。