今年3月デビューの新人ジョッキーで勢いを見せているのが、JRA通算16勝目を挙げている女性ジョッキーの今村聖奈騎手だ。18日には5鞍、19日には8鞍と騎乗機会の多さからも、38期生の中では特によく目にする騎手である。
先週19日には6Rでは1番人気モズブーナーに騎乗して見事勝利すると、続く7Rも2番人気トーホウディアスで快勝。1日2勝は先月5月の新潟開催でも二度果たしており、春から好調ぶりが目を引いている。
また、7月3日には小倉競馬場で開催されるCBC賞(G3、芝1200m)に3勝クラスのシホノレジーナで参戦することが18日に発表。現時点では他の同期で重賞への騎乗予定が決まっている騎手はおらず、同期では一番乗りとなる見通しだ。
先週の勝利で自身7週連続でのVを果たし、女性騎手としてJRA最多だった1994年のリサ・クロップ騎手の6週連続勝利を更新。CBC賞では格上挑戦となるが、勝てば2019年にコパノキッキングでカペラSを制した藤田菜七子騎手以来、二度目の女性騎手によるJRA重賞制覇となる。飛ぶ鳥を落とす勢いで重賞Vなるか。初の大舞台での騎乗に注目だ。