【東京ジャンプS予想2022】エイシンクリック、順当に良化なら確勝級?

春の東京開催ラストを飾る重賞は、100万馬券が度々飛び出す波乱含みの障害重賞「東京ジャンプS」です。人気馬でもあっさり負けてしまう難解なレースですが、今回本命視しているのは、1番人気が濃厚な人気馬エイシンクリックです。

19年までは平地で活躍しており、同年のステイヤーズSでも3着に好走している8歳馬です。前走は初の障害重賞で1年ぶりの実戦と久々だったこともあり当日は5番人気と人気は控えめでしたが、レースでは最終周回の向正面から先頭を奪う強気の競馬で1馬身半差の完勝。3着に敗れたオジュウチョウサン陣営に「勝ち馬を褒めるべき」と言わせた逸材です。ステイヤーズSの時も1周目で仕掛けて3着に残るくらいのスタミナはある馬です。前走の勝ちっぷりはそのステイヤーズSを思い返させる好内容の競馬でした。

22日の最終追い切りでは坂路単走を馬なりで4F54.7-1F13.0をマークと、流す程度で目立ったところはありませんが、好調時と変わらない時の時計と動きです。久々を使われた反動も見られず、変わらず好調と見て良さそうです。前走後は手綱を握った西谷騎手が「6~7割の仕上がり」とコメントしており、1回使われて順当に良化しているならパフォーマンスも上がってくるでしょう。地力上位で臨戦過程も申し分ないここは、重賞連勝の期待大です。

続いて相手ですが、対抗馬として最有力視しているのは昨年2着のホッコーメヴィウスです。今年は初戦で久々に芝レースを使われましたが9着惨敗。前走の春麗ジャンプSですぐに障害へ戻しましたが、ここでも1番人気の期待を裏切り7着敗退。

障害重賞路線で安定して絡むようになり本格化も囁かれるようになってきていただけに、近走の2連敗は悔やまれる敗戦でした。とは言え、負けた2戦の小倉コースは以前から得意の先行策が打てなかったりと、適性面の低さを見せていました。

昨年の同レースで2着、G2の東京ハイジャンプでも2着に好走している得意舞台に戻るここは条件好転となります。昨年の2着も首の上げ下げで負けただけで、勝ちに等しい競馬でした。大きく苦戦するような相手関係でもないここは、巻き返してくる可能性は高いと見ます。

ということで今年の東京ジャンプSは本命エイシンクリック、対抗ホッコーメヴィウスという予想で勝負したいと思います。