今週からは小倉競馬が開幕。開幕週を飾る重賞はサマースプリントシリーズ第二戦目となる「CBC賞」です。今年は開催がずれ込んだ影響で、昨年に続き小倉の芝1200mでの開催となります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ファストフォース(牡6、西村真幸厩舎)
昨年の覇者、ファストフォースは連覇を狙って参戦。昨年の同レース勝利以降は、続く北九州記念で2着、秋の京阪杯で3着と、スプリントG3戦線で常連となりつつある馬です。前走の高松宮記念は9着と大敗しましたが、0秒3差と差はそこまで。ローカルG3のここは地力上位と評価するべきでしょう。平坦の1200mはこの馬にとってベストの条件であり、毎年夏場に調子を上げてくる馬ということで夏の小倉の1200mは絶好の条件。今年も良馬場開催なら、昨年の再現で連覇達成も期待できそうです。
アネゴハダ(牝3、佐々木晶厩舎)
前走2勝クラスの由比ヶ浜特別を3馬身差で圧勝したアネゴハダ。2走前の桜花賞では15着と大敗しましたが、自己条件ではやはり力が違いました。桜花賞もマイルの距離が堪えたかたちで、小倉2歳S・3着やフィリーズレビュー・3着の内容を見てもスプリント気質が高い馬であることは明白です。次走は先月の葵Sを目指していましたが、抽選漏れであえなく断念。出走が叶っていれば葵Sでも十分勝ち負けしていた可能性は高いと思わせる勝ちっぷりでしたし、ここも上位と見て間違いなさそうです。昨年11月からほぼ月1ペースで使われていますがレースぶりからは疲れは感じられません。引き続き状態面が良好なら、ここも勝ち負けでしょう。
タイセイビジョン(牡5、西村真幸厩舎)
昨年の4着馬、タイセイビジョン。直線で前が塞がりブレーキをかける場面があった中で、0秒3差の4着なら悲観する必要はありません。昨年スプリント路線へシフトしてからは安定した脚が使えており、終いの脚が活かせる締まった流れになりやすいこの距離は合っているのでしょう。控える競馬が基本なので、動き出しのタイミングで大きく結果は変わってきますが、京阪杯を早めの動き出しで2着に持ってきた幸英明騎手とのコンビなら、期待がもてます。前走の春雷S・2着と調子も上げてきており、今年も昨年同様当然警戒が必要な1頭です。