クイーンS勝ち馬で上り調子のメイショウスザンナがキーとなりそうな福島記念(G2 / 2015年11月15日開催)です。ハンデ戦は単純な予想にはなりづらいものですが、今回は最軽量51.0kgが3頭、最重量で57.5kgとその差は6.5kgになっています。対抗馬として要注目の競走馬を3頭ピックアップしました。
○ ミトラ 斤量57.5kg
昨年優勝のディフェンディングチャンピオン。'12, '13と連覇したダイワファルコンに引き続きミトラも連覇できるか?両者の戦績を見ると、どちらも自己条件・OPまでは活躍していたものの重賞戦線に飛び込んだ途端不振。ダイワファルコンに習うならば買えなくもないが、ミトラの場合AJCC2着やオールカマー3着などが影響し斤量は57.5kgと最重量。それでも今年一年勝ちこそなけれど掲示板はキープし続けているため、乱れることのないという点では、対抗として一番信頼のおけるポジションではないでしょうか。
△ フラアンジェリコ 斤量55.0kg
京成杯AHでは優勝したがハンデが53と最も優遇されたグループ。近走成績でハンデが高くつくと思われる今回は厳しいのではないかと思われるが、昨年の福島記念ではほかと比べて特別軽いハンデではなかったにもかかわらず2着と健闘。
× ヤマカツエース 斤量54.0kg
毎日王冠と富士ステークスの両睨みや、今回の福島記念とマイルCSの両睨み等、期待されている部分もあるのかもしれませんが、どちらも緩いレースの選択となっているところから自信のなさの現れにも見えます。確かにニュージーランドTのときは良い走りを見せましたが、それ以降は厳しい戦いが多く、人気がついたレースでは買いづらいところです。
以上3頭になりました。ハンデ軽めのところだとノットフォーマルなども気になりますが、51.0だと反対に軽すぎて騎手にとって負担となりかねないのではないかと思います。ハンデ戦の予想は一筋縄でいかず、おもしろいですね。