過ごしやすい日が続き、秋の季節が感じられるようになった今日このごろ。競馬は先週夏のローカル開催が終わり、今週末からは中央の中山・阪神が開催され、いよいよ秋競馬が始まります。
中山の日曜メインは「京成杯オータムハンデキャップ」が開催。夏の上がり馬や休養明けの馬が集うことが多く、各馬の比較が難しいハンデ戦です。一昨年は二桁人気が2頭も絡んで三連単で222万円と高額配当が飛び出しており、波乱傾向の強い一戦でもあります。
今回は過去10年間のデータをもとに、人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心に京成杯AHの傾向を探っていきたいと思います。
「2番人気」が好成績!波乱が常に潜むので穴馬にも要注意!
1番人気は3着内が2頭のみと寂しい結果となっており、不振気味。成績が良いのは2番人気で、勝率50%、複勝率80%と優秀です。信頼度は2番人気が断トツで高い結果となっております。
一方で人気薄が台頭するケースも多い同競走。馬単で万馬券以上が3回と、頻繁に荒れるようなレースではありませんが、一昨年は13→11→7番人気と全頭人気薄の決着で大きく荒れました。各々事情の異なるローテで集まる秋初戦のハンデ重賞、波乱は常に潜んでいるということは忘れてはなりませんね。
人気 | 成績 |
---|---|
1番人気 | 1-0-1-8 |
2番人気 | 5-1-2-2 |
3番人気 | 2-0-2-6 |
4番人気 | 1-1-1-7 |
5番人気 | 0-0-1-9 |
6番人気 | 0-2-0-8 |
7番人気 | 0-2-2-6 |
8番人気 | 0-1-0-9 |
9番人気 | 0-0-1-9 |
10番人気 | 0-1-0-9 |
11番人気 | 0-1-0-9 |
12番人気 | 0-0-0-10 |
13番人気 | 1-0-0-9 |
14番人気 | 0-1-0-9 |
15番人気 | 0-0-0-7 |
16番人気 | 0-0-0-5 |
オッズ | 成績 |
---|---|
1.0~1.9倍 | 0-0-0-0 |
2.0~2.9倍 | 1-0-0-2 |
3.0~3.9倍 | 1-0-0-3 |
4.0~4.9倍 | 2-1-0-4 |
5.0~6.9倍 | 3-1-5-6 |
7.0~9.9倍 | 2-0-2-11 |
10.0~14.9倍 | 0-3-2-18 |
15.0~19.9倍 | 0-2-0-14 |
20.0~29.9倍 | 0-2-1-11 |
30.0~49.9倍 | 0-0-0-17 |
50.0~99.9倍 | 1-1-0-21 |
100.0倍以上 | 0-0-0-15 |
年 | 馬単 | 三連単 |
---|---|---|
2007 | 3,360円 | 12,070円 |
2008 | 11,790円 | 124,050円 |
2009 | 63,780円 | 677,660円 |
2010 | 7,430円 | 66,000円 |
2011 | 5,320円 | 35,040円 |
2012 | 8,060円 | 59,410円 |
2013 | 2,820円 | 28,410円 |
2014 | 7,360円 | 153,480円 |
2015 | 138,000円 | 2,227,820円 |
2016 | 3,470円 | 19,430円 |
予想オッズ
出走予定馬と独自予想オッズになります。
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
---|---|---|
1 | グランシルク | 3.2 |
2 | ダノンプラチナ | 4.6 |
3 | マルターズアポジー | 6.2 |
4 | ボンセルヴィーソ | 8.2 |
5 | ブラックスピネル | 10.3 |
6 | ロードクエスト | 13.5 |
7 | ダノンリバティ | 21.3 |
8 | ウキヨノカゼ | 26.6 |
9 | マイネルアウラート | 34.8 |
10 | ガリバルディ | 46.2 |
11 | ウインフルブルーム | 58.5 |
12 | アスカビレン | 62.3 |
13 | ダイワリベラル | 80.2 |
14 | トーセンデューク | 106.4 |
15 | オールザゴー | 136.5 |
16 | ストーミーシー | 168.4 |
17 | ロサギガンティア | 203.1 |
18 | ミッキージョイ | 254.7 |
19 | ノットフォーマル | 290.8 |
20 | アドマイヤゴッド | 398.4 |
「内枠」&「差し馬」が好走傾向に
コースは中山の芝1600m。スタートから最初のコーナーまでの距離は240mと短く、外枠に入った馬は外々を回らされます。とくに多頭数の外枠は不利になりやすいので注意です。内枠だから有利というわけではありませんが、3着内に入った30頭中1~3枠だった馬は11頭と多く、外に比べると比較的好走傾向にあります。ただ、5枠の成績が一番よく、最多の4勝を挙げております。
脚質は差しが優秀。スタートからゴール前の坂まではずっと下り坂で、オーバーペースで坂を迎えた馬が差し馬に捕まるシーンが目立ちます。先行馬がそのまま雪崩れ込むパターンも多いのですが、2,3歳戦はテンの入りが遅く終いの瞬発力勝負となりやすいのですが、それ以上のクラスとなると淡々としたラップで前々のポジションで競馬をする馬が好走しやすくなってきます。
枠番 | 成績 |
---|---|
1枠 | 1-1-0-12 |
2枠 | 2-3-1-9 |
3枠 | 0-0-3-15 |
4枠 | 0-2-0-16 |
5枠 | 4-1-1-12 |
6枠 | 1-1-2-14 |
7枠 | 0-0-2-16 |
8枠 | 1-1-0-16 |
脚質 | 成績 |
---|---|
逃げ | 0-0-0-11 |
先行 | 4-3-2-28 |
差し | 4-6-7-35 |
追い込み | 1-0-0-36 |
マクリ | 0-0-0-0 |
※2014年の新潟開催を除く
「関屋記念組」中心、前走からの巻き返しにも注意
関屋記念組から進めてくる馬が圧倒的に多く、基本は関屋記念組が中心となります。前走着順は1着馬が6勝しており成績が良いですが、6着以下の馬も合計で14頭絡んでおり、前走凡走した馬の巻き返しも目立っております。
前走 | 成績 |
---|---|
関屋記念(G3) | 1-4-5-40 |
安田記念(G1) | 1-1-0-2 |
東京優駿(G1) | 1-1-0-2 |
七夕賞(G3) | 1-1-0-0 |
クイーンS(G3) | 1-1-0-0 |
朱鷺S(OP) | 1-0-0-17 |
東風S(OP) | 1-0-0-0 |
前走 | 成績 |
---|---|
1000万下 | 0-0-0-1 |
1600万下 | 2-0-0-5 |
オープン特別 | 3-1-0-38 |
重賞 | 5-9-10-75 |
前走着順 | 成績 |
---|---|
1着 | 6-0-1-11 |
2着 | 1-0-0-14 |
3着 | 0-1-3-10 |
4着 | 0-1-2-10 |
5着 | 0-1-0-4 |
6~9着 | 1-4-2-35 |
10着以下 | 2-3-2-38 |
騎手は「田辺裕信騎手」に注目
騎手で成績が良いのは田辺裕信騎手。
騎手 | 成績 |
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田辺裕信 | 2-1-1-2 |
横山典弘 | 2-0-0-5 |
内田博幸 | 1-1-2-2 |
田中勝春 | 1-1-0-7 |
津村明秀 | 1-1-0-4 |
戸崎圭太 | 1-1-0-0 |