【函館2歳S予想2022】2歳重賞開幕!クリダームやスプレモフレイバーなど出走予定馬を考察

今週は2歳最初の重賞「函館2歳ステークス」が開催です。来年のクラシック路線に向けた2歳馬最初の重賞という意味でも注目度の高い一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

クリダーム(牡2、須貝尚介厩舎)

6月に函館の芝1200mで行われたデビュー戦を快勝したクリダーム。2番手先行から直線早めに先頭に立ち、そのまま押し切る横綱相撲の競馬で圧勝しており、勝ち時計の1分9秒5も上々。洋芝適性や先行力の高さを見せつける一戦でした。馬主は昨年新設されたクラブ法人、インゼルレーシングの初出走馬ということで、期待度の高い馬でもあります。父ハーツクライ、母ブーケトウショウ、母の父サクラバクシンオーという良血で、父のスタミナと母系のスピードを持ち合わせており、将来性を感じる1頭です。

スプレモフレイバー(牡2、久保田貴厩舎)

6月に函館の芝1200mで行われたデビュー戦で逃げ切り勝ちを果たしたスプレモフレイバー。好スタートからスムーズに先手を奪い、終始楽な手応えのまま後続を突き放していき、2馬身差の完勝と強い勝ちっぷりでした。余力十分に圧勝しており潜在能力の高さを感じさせる内容で、デビュー戦から完成度の高い走りを披露。さらに長い距離も含めてこれから色々な形のレースが出来そうな可能性を秘めており、まずは1200mの重賞でどんなパフォーマンスを見せてくれるのかに注目です。

オマツリオトコ(牡2、伊藤圭三厩舎)

6月に行われた函館ダート1000mを圧勝したオマツリオトコ。スタートでは出遅れましたが、無理なく中団から進めて上がっていくと、直線は後続に5馬身の差をつける圧勝でした。父ヴィットリオドーロはダートの中距離で活躍、母の父スマートボーイはダート重賞5勝とバリバリのダート血統ですが、父の母プリエミネンスは1999年の函館3歳Sで5着、半姉スタートマーチも1998年の年札幌3歳Sで2着に好走しており、新馬戦のパワフルな走りからもパワーを要する洋芝は合いそうな気配です。まだ荒削りなところはありますが、芝に対応できれば今後も楽しみな1頭です。