【加付式“連番の法則”】七夕賞など先週の回顧・検証

猛暑一段落、といった感じで迎えた夏競馬2週目、日曜福島で「第58回 七夕賞(GⅢ)」が、そして今年も小倉1,700mにて「第27回 プロキオンステークス(GⅢ)」が行われた。

夏の福島の名物ハンデ重賞・七夕賞では、単勝1桁台こそ3頭ではあったが、10倍台も加えると9頭となった。制したのは重賞初勝利となった6番人気エヒト(田中勝春騎手)で、2着に1番人気ヒートオンビート、3着2番人気アンティシペイトと入り、連番の法則「同番」で決着した。

一方のプロキオンSは、4.9倍の1番人気から単勝1桁台だけで5頭、10倍台を加えると9頭の大混戦となり、結果も大荒れ。制したのは4番人気ゲンパチルシファー(川田将雅騎手)で、こちらも重賞初制覇。そして2着には14番人気ヒストリーメイカー、3着に12番人気サクラアリュールと入り、3連複14万、3連単71万配当となり、この高配当を演出したのは2・3着の連番の法則「同枠・一組連番」となった。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

7月9日
-福島小倉函館合計出現率(%)
ALL連番1(1)01(1)25.6
一組連番4(1)751644.4
同番01238.3
合計588--
出現率(%)41.766.766.7--
7月10日
-福島小倉函館合計出現率(%)
ALL連番033616.7
一組連番2(1)7(2)8(1)1747.2
同番20025.6
合計41011--
出現率(%)33.383.391.7--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

夏競馬2週目も、福島・小倉・函館の3場開催・計72レース。内訳は、「一組連番」が計33レース、「ALL連番」が計8レース、「同番」が計5レース。まず通算出現数で見ると、「一組連番」は、ほぼ通常メインモード、「ALL連番」が2週連続好調、「同番」が復調といった感じであった。ただし、出現数的に牽引したのは「小倉・函館」であり、「福島」は2日間とも不調であった。配当面では「100万超1回、10万超7回」と前週よりも大きく回復。メインレースも100万超1回に加えて10万超も2回と3週ぶりに復調をみせた。

「一組連番」は、回数的に土日とも福島絶不調小倉・函館が好調で確率メインを牽引した。ただ、先週唯一の100万超高額は、土曜福島メイン「阿武隈S」から輩出した。僅かに2桁台に入った単勝10.8倍の6番人気との「人気薄・一組連番」から3連複33万、3連単224万となった。出現数で好調の小倉・函館からは、小倉で4回、函館で2回の10万超高額を記録。特に1日で3回の10万超「一組連番」を出した小倉では、「1番人気と15番人気」から1回、「同枠・一組連番」から2回とすべて推奨攻略法からの好配当となった。夏競馬も人気薄「一組連番」や「同枠」を狙っていこう。

「ALL連番」は、土曜は3場で2回と不調ながら、日曜には小倉・函館で各3回と一気に復調した。ただ、配当は全8回中2回の万馬券と高配当とはいかなかった。「3頭とも推奨人気内」や「推奨人気内2頭に一桁人気」といった人気馬同士が多かったためであるが、「人気BOX・ALL連番」など極少額投資で抑えることはできたはず。好配当も必ず出るので、諦めずに挑んでほしい。

「同番」は、前週の「久しぶりの不発」からは即復調してみせた。土曜小倉では「2番人気と12番人気の『同番』」から3連複11万、3連単44万の好配当。また、10万超高額とはいかなかったものの土曜函館と日曜福島では「推奨傾向・連続出現」をみせた。特に日曜福島は第10Rからメイン・七夕賞での連続「同番」。夏競馬でも1回出たら「次も・・・」と狙っていきたい。

先週の「万馬券の宝庫・最終R」は、「法則決着」こそ全6回中2回あったが、ともに万馬券ならず。さらに「法則外」4回も、すべて1桁万馬券で「5回に1回以上の10万超」は、完全に不発に終わった。ただ前週のように「最後の最後に大爆発」も高確率で望めるのが「最終R」。諦めずにまだまだ「一発高額」を狙い続けよう。