13日は3歳ダート頂上決戦「ジャパンダートダービー」が開催。今年も有力なJRA勢が揃っており、上位を独占しそうな気配十分だ。
地方馬の過去10年の成績は「2-1-3-62」となっており、馬券に絡んだのはわずか6頭。圧倒的にJRA勢が優勢なデータとなっているが、馬券に絡んだ6頭のうち5頭が前走東京ダービーだった馬となっており、あえて狙うなら前走「東京ダービー」組だろう。
該当馬は2着のクライオジェニック、3着のリコーヴィクター、7着のキャッスルブレイヴ、9着のトーセンエルドラドの4頭。東京ダービー組における着順別成績を見ると、好成績を挙げているのは2着以内の馬だ(1-1-2-10)。となれば最有力は2着のクライオジェニックだ。
東京ダービーでも12番人気の低評価を覆しての2着で、波乱の立役者としての実績も十分。キャリア全6戦は全て大井で、1400~2000mまでこなしてきた大井巧者だ。2走前の羽田盃は好スタートを決めて番手追走の積極策で挑んだが4コーナーで早々に失速し15着に大敗。
ここまでの実績なら買えなかった1頭だが、続く東京ダービーは一転して後方待機策を選択。道中は折り合って脚をためることに専念し、直線は10番手の後方から上がり3F最速となる38秒5の鬼脚を繰り出して2着まで食い込んできた。初2000mでこの競馬をやってのけた点も好材料で、先行策だけでなく、自在性も武器になることを証明できたのは好感が持てる。
臨戦過程の良さと脚質、大井の実績を考えればおさえておきたい1頭だ。