宝塚記念で9着だったステイフーリッシュ(牡7、矢作芳人厩舎)が、10月2日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(G1、芝2400m)に参戦することが明らかになった。馬主である社台ファームの吉田照哉代表が12日に明かした。
前哨戦として8月28日にドーヴィル競馬場で行われるドーヴィル大賞典(G2、芝2500m)を使い、本番へ向かうローテーションの見通しだ。凱旋門賞はC.ルメール騎手を予定しており、ドーヴィル大賞典の鞍上については未定となっている。
ステイフーリッシュのフランス遠征は今回が初となるが、昨年12月には海外初遠征となった香港ヴァーズで5着に善戦すると、今年初戦でドバイG3のレッドシーターフHを快勝し、続くG2ドバイゴールドCも連勝と、海外重賞で2連勝を達成。国内では勝ちきれなかったが海外で花開く過程は父ステイゴールドにも通ずるところがあり、期待度は国内レースよりも高そうだ。日本競馬界にとっての悲願達成を果たしてくれるかに注目だ。