18頭立てのエリザベス女王杯。3歳馬のルージュバックやタッチングスピーチ、クイーンズリングをはじめとし、さらには古馬勢も実績馬ヌーヴォレコルト、ラキシス、スマートレイアー、上がり馬のノボリディアーナ、シュンドルボンなど予想が楽しすぎて結論がレースまでに出ないんじゃないかというぐらい好メンバーが揃いました。
しかも日曜日の天気予想が雨なだけに一波乱も二波乱も秘めており、予想も一筋縄ではいかない、そんなエリザベス女王杯で狙ってみたいのがシャトーブランシュです。
この馬は、前走府中牝馬Sで6番人気とそこそこ人気を集めながらも12着と大敗してしまっています。
ただ、この馬はもとからムラ駆けタイプでむしろ人気がない時の方が好走したりします。しかも3歳時のローズSでは雨馬場の中、出走馬中最速の上りでデニムアンドルビーの2着に好走した実績もあるのです。雨馬場で外回りの京都であれば、人気薄の気軽な一発の可能性も十分あるのです。
さらに、今回は人気になりそうなヌーヴォレコルトやラキシス、ルージュバックなどは先行タイプですしタッチングスピーチなどもいつもより前目にくれば、そんなにスローという事にならないかもしれません。そこそこ流れてくれれば、馬場も味方して後ろから差し馬の台頭も十分ありそうなレースになってくるでしょう。
さらにさらに、開幕時にはかなり馬場の良かった京都ですし、例年Bコース2週目ということで内側に
グリーンベルトが出来たりするのですが、今年は先週も雨が降ったこともあって例年よりも時計が掛かるかもしれません。そうなるとさらにシャトーブランシュの末脚が嵌る要素が十分あると言えます。
もう1つ、騎手の藤岡康太騎手のこれまでの重賞成績を見てみると、同じ馬で重賞を複数回勝っていることが多いのです。今年シャトーブランシュでマーメイドSを勝利していますので、このエリザベス女王杯でシャトーブランシュとのコンビで2勝目!なんてこともあるかもしれません。シャトーブランシュは日本語で「白いお城」の意。エリザベス女王に似合うのはやはりバッキンガム宮殿のように白いお城。シャトーブランシュの一発末脚に期待したいと思います。