サマーマイルシリーズ2戦目となる「中京記念」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
ミスニューヨーク(牝5、杉山晴紀厩舎)
7/20(水)栗東・坂路(重)4F56.9-3F41.6-2F26.5-1F12.6(馬なり)
栗東坂路で単走。前半はゆったりと進め、重い馬場でもしまいはしっかり加速ラップを踏んでラスト1Fは12.6をマークしてゴール。最終は軽めでしたが、1週前はM.デムーロ騎手を背にCWコースで3頭併せを行い、3馬身ほど追走して直線は抜群の反応を見せ、7F94.3-1F11.7をマーク。6Fは77秒8の好時計で自己ベストを2秒以上更新、それも3頭併せで外を回ってのものと時計・動きともに文句なしです。7月に入ってから本格的に乗り出し、1週前で4本の追い切り消化と中間も調整は順調そのもの。万全の仕上がりにあると見てよいでしょう。
カイザーミノル(牡6、北出成人厩舎)
7/20(水)栗東・CW(重)5F74.5-4F58.0-3F42.2-1F13.0(馬なり)
横山典弘騎手を背にCWコースで単走。終始馬なりで、鞍上が反応を確認する程度と軽めの調整でした。ただ、1週前は横山騎手を背にCWコースで一杯に追われ、6F79.2-1F11.6をマークして自己ベストを2秒以上も更新と、ビッシリ追われて好時計をマークしているのですでに先週の時点で仕上がっている印象。前半の折り合いも非常にスムーズで、直線追われた反応も抜群でした。前走はそこまで時計も出さずに馬体もマイナスでしたが、今回は馬体もプラスに戻って休養明けを叩いた効果もしっかり出ている様子です。
コルテジア(牡5、鈴木孝志厩舎)
7/20(水)栗東・CW(重)5F67.5-4F51.9-3F36.9-1F11.5(馬なり)
松山弘平騎手を背にCWコースで単走。馬なりながらも行きっぷりは良く、時計も全体・しまいといずれも好時計をマーク。1週前はCWコースでしまい重点に追われ、ラスト1Fは11秒2の鋭い脚で併せ馬に1馬身半先着。一杯に追われた相手を外から楽に圧倒しており、手応えの良さが目を引きました。体も大きく使えており、約2年ぶりの前走を叩かれてしっかり上積みも見込めそうです。前走も直線序盤は差し返すシーンも見られたので、久々でも勝負根性自体は健在であることは証明済み。叩き2戦目のここはさらにパフォーマンスを上げてくる可能性が高そうです。