今週末からは札幌競馬が開幕。土曜メインは芝1200mで行われる「しらかばS」が開催。札幌の1200mは最後の直線が約270mと短く、高低差が殆ど無い平坦な小回りコースだ。最初のコーナーまでの距離は約400mと長く、テンで長く競り合うこともない。1200mの距離と開幕週という条件も考えれば、逃げ・先行馬を狙うのがセオリーと言えよう。

前目での競馬で強い競馬をしてきた馬からとなれば、狙いたいのは3歳牝馬のダークペイジだ。

昨年の阪神JFで逃げた馬として記憶しているファンも多いだろう。前走は函館のSTV杯（2勝クラス）を快勝。逃げ馬を見ながら離れた2番手を追走し、直線で差を詰めてゴール前で差し切った。リステッドの紅梅Sでも逃げて2着に粘っていたので、逃げてこその馬という印象が強かったが、前走は控える形でも我慢ができており、最後もギリギリだったがよく届いた。

1400mの紅梅Sを逃げて2着に粘った点や、阪神JFの結果からも適距離は1400mと踏んでいたが、洋芝の1200mとの相性は良さそうだ。2走前のマーガレットSは阪神の1200mで7着だったが、発走後に狭くなって二の脚がつかず、自分の形に持ち込めなかったのが大きな敗因と見て良いだろう。スタートさえスムーズなら問題はない馬だ。52kgの斤量もやはり利いていて、引き続き52kgのここでも大きなアドバンテージとなってくるだろう。

確かな成長力を見せている3歳牝馬、52kgの軽量、距離適性、洋芝適性という条件を考えれば、ダークペイジで間違いないだろう。