10月1日にシャンティイ競馬場で開催される凱旋門賞(仏G1、芝2400m)の前哨戦であるフォワ賞が終わり、日本馬のサトノダイヤモンドは4着、帯同馬として参戦したサトノノブレスは最下位の6着に敗れる結果となりました。
米国の大手競馬ニュースサイト「サラブレッドデイリーニュース(Thoroughbred Daily News)」では「チンギスシークレットが優勝、サトノダイヤモンドは取り損なう」と題し、「ペースメーカーである川田将雅騎手のサトノノブレスは適切な速度で進めていくことに苦戦し、1番人気馬(サトノダイヤモンド)を混乱を招いてしまった。」とペースメーカーである川田将雅騎手のサトノノブレスの騎乗についても厳しい見解を示しました。
サトノダイヤモンドの手綱を握ったC.ルメール騎手は「今回飛ばしすぎた先導馬について疑問を抱いている方が多くいらっしゃるように見受けられます。確かにそうだったかもしれません。しかし、サトノダイヤモンドはいつものペースで行きました。」とコメントした上で、「馬場が最適ではなかった」「調整不足だった」と述べ、馬自体にも問題があったと言及しました。
この結果の影響もあってか、英国の大手ブックメーカー「ウィリアムヒル」では、フォワ賞が開催される10日までは1番人気のエネイブル(牝3、英・J.ゴスデン厩舎)に次ぐ2番人気だったサトノダイヤモンド(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)は、昨年の凱旋門賞3着馬であるオーダーオブセントジョージ(牡5、愛・A.オブライエン厩舎)と同率である6番人気まで評価を落とす形となりました。なお、サトノノブレスについては発売しているブックメーカー自体が少なく、発売している場合も大穴の扱いとなっております。