17日の阪神競馬場は秋華賞トライアルの「ローズステークス」が開催されます。人気上位が予想されていたアドマイヤミヤビが屈腱炎で回避したことにより、同じく人気を争っていたファンディーナに人気が集まりそうです。
ファンディーナを含め、今回は桜花賞1,2着、オークス2着と牝馬クラシック戦線で活躍してきた馬たちも人気となりそうで、今回は上位人気の取捨選択が重要なポイントとなりそうです。
ファンディーナ、条件良くなる阪神の舞台でついにポテンシャルを解き放つ!?
今回本命視しているのはファンディーナです。この馬のベストバウトは何と言っても2走前のフラワーカップではないでしょうか。タフな馬場のなかで一気に加速し、底を見せずして圧倒的な後半要素の強さを見せた点は今回でも大きな買い要素となっております。
7着に敗れた前走の皐月賞では、仕掛けが早くなったことや高速馬場だったことなどが影響して好走に繋がりませんでしたが、ペースがゆったりとした流れになる傾向がある阪神の1800mで、さらに道悪になりそうな気配がある今回は、タフな馬場でトップスピードにおける持続力の高さを見せたファンディーナにとって有利となりそうな展開が期待できそうです。
皐月賞では牡馬を出し抜いて1番人気に推されたことからも、世代屈指のポテンシャルを秘めていることは確かです。ローズステークスで大物の片鱗が垣間見られることを期待します。
次に、対抗馬として注目しているのはオークス2着馬のモズカッチャンです。未勝利戦から怒涛の3連勝で重賞のフローラステークスを制すと、続くオークスではソウルスターリングの2着と大健闘。鞍上は主戦の和田竜二騎手からM.デムーロ騎手へと乗り替わりとなります。
これまでオークスやフローラSではスローの中で好走してきたモズカッチャン。最初のコーナーまでの距離が長く、ポジション取りでゆったりとしたペースで流れやすい阪神1800mは合いそうですし、ソウルスターリングもアドマイヤミヤビもいないのでチャンスは十分あります。ある程度位置も取れる馬で、最後の脚もあります。瞬発力はありませんが、坂の下りが使える阪神コースは動いていくこともできるでしょう。
春はレースを使うごとに調子を上げてきた馬ですが、休み明けでどこまでやれるかが課題となってきそうです。本番の秋華賞も楽しみな一頭ですが、条件的にはここローズステークスの方が向いてそうなので、相手としては申し分ない一頭であると見ております。
そして最後に単穴で注目しているのはオークス9着のブラックスビーチです。今回は北村宏司騎手から浜中俊騎手へ乗り替わりとなります。前走のオークスでは、直線までは内でモズカッチャンの後ろにつけて良い競馬ができていたのですが、直線で外へ出してしまい窮屈になり敗退。勝ち馬のソウルスターリングが外から行っておりチャンスが内に生まれていたので、騎乗についてはあまり高く評価できる内容ではなかったので、乗り替わりについては期待したいと思います。
前につけれて器用さもある馬ですし、2走前のスイートピーステークスではスローからの持続力を見せ、後半要素で強い競馬をしてくれました。スイートピーステークスで負かした相手が紫苑ステークスで上位に入ってきておりますし、前走は直線でミスがあっただけと考えれば、ローズステークスで巻き返してくる可能性は十分あります。
以上、ローズステークスの予想でした。本命馬はファンディーナ、対抗はモズカッチャン、単穴でブラックスビーチという予想で勝負をしたいと思います。それでは、皆さんの馬券のご健闘をお祈りします!