【加付式“連番の法則”】中京記念など先週の回顧・検証

夏の北海道シリーズも後半戦に突入、いよいよ札幌開催が開幕。先週のメイン重賞は、今年も小倉で行われた「第70回 中京記念(GⅢ)」となった。

サマーマイルシリーズの一戦ながら、変則開催により昨年に続いて小倉1,800mで行われた中京記念。制したのは、6番人気(11.6倍)のベレヌス(西村淳也騎手)で重賞初勝利。西村騎手は昨年の金鯱賞(ギベオン)に続いての見事な逃げ切り重賞勝ちを収めた。2着には昨年の2着馬ながら10番人気に甘んじていたカテドラル、3着に1番人気ファルコニアと入り、1・3着での連番の法則「一組連番」で決着した。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

7月23日
-福島小倉札幌合計出現率(%)
ALL連番2(2)1(1)038.3
一組連番6(4)7(1)61952.8
同番01012.8
合計896--
出現率(%)66.775.050.0--
7月24日
-福島小倉札幌合計出現率(%)
ALL連番10125.6
一組連番47(1)6(2)1747.2
同番330616.7
合計8107--
出現率(%)66.783.358.3--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

北海道開催が函館から札幌へと変わった先週は、福島・小倉・札幌の3場開催・計72レース。内訳は、「一組連番」が計36レース、「ALL連番」が計5レース、「同番」が計7レース。「ALL連番」「同番」が好調持続、「一組連番」が確率を牽引する通常モードであった。先週は開催場や曜日による偏りもなく、ほぼ平均的な出現となった。配当面では「100万超1回、10万超7回」と高額配当も復調。メインレースからも冒頭の中京記念から先週も10万超を輩出した。

「一組連番」は、日曜福島以外すべて半数以上の出現となった。唯一半数を割った日曜福島にしても、「ALL連番」1回、「同番」3回に押されてのものであったので、先週は堅調な「一組連番」と言ってよいであろう。配当的にも、10万超が土日3回ずつと平均的に出現。特に土曜福島は、全6回中4回を「同枠・一組連番」が占めた他、先週唯一の100万超(695万)の超高額配当も輩出。そして前記日曜メイン重賞「中京記念」では、推奨5番人気からひとつ下がった6番人気ながら、今年たびたび勝ち馬を輩出してきた単勝10倍台の馬が勝利し、「1番人気3着付け」の推奨「一組連番」から14万配当。推奨人気内、もしくは混戦時は「単勝10倍台」まで軸馬候補を広げて、人気薄「一組連番」や「同枠・一組連番」、さらには“「1番人気3着付け」などを活用して好配当を狙おう。

「ALL連番」は、先週も計5回と堅調出現。ただ、配当的には3週連続で10万超高額は出ず、6万配当を筆頭に2万台が2本であった。5回中3回の「同枠2頭絡み」をはじめ、勝ち馬はすべて「推奨人気内」から出ていた。我慢の続く「ALL連番」だが、引き続き人気馬からの「ALL連番」で地道に抑えていこう。

「同番」は全7回であったが、内6回が日曜に集中。しかも福島・小倉で3回ずつと、土曜と併せても札幌開幕週は不発であった。福島・小倉においては、狙い方・配当ともに福島が良かった。日曜福島からの6万、10万超好配当2回は、ともに「1番人気との『同番』」かつ「『一組連番』との条件重複」と、まさに推奨術が真価を発揮していた。「同番」にしては7回中4回で低配当に終わった先週であったが、高額爆発は必ず来るので、常に人気薄・同番は抑えておいてほしい。

先週の「万馬券の宝庫・最終R」は、「法則決着」が全6回中5回。ただ「5回に1回以上の10万超」は、残念ながら途切れた。そんな中、土曜の2回は、ともに「同枠・一組連番」から約5万配当。超高額とはいかなかったが「推奨術」で抑えることはできたのでは。そして不発週の後には「超高額」が・・・。引き続き「一発回収」を狙い続けよう。