今年の3月にホッカイドウ競馬で復帰報道のあった藤田伸二元騎手が15日、門別競馬場で騎手免許の1次試験を受験していたことが明らかとなりました。
2015年9月に現役を引退した藤田元騎手ですが、今年3月には藤田自身が彼のオフィシャルサイトで「ホッカイドウ競馬で騎手復帰を目指すプランについて考えていたことは事実」ということを公言し、騎手としての復帰を前向きに検討していることが明らかとなりました。「今回のプランはあくまでプラン」と最後に念押ししておりますが、筆記試験を不安がる内容や、馬主になることを薦めたオーナーたちの馬に乗って恩返しをしたいなど、具体的な目標なども記されていることから現役復帰の可能性はそれなりに高いことが窺えました。
そして今月15日、藤田元騎手は宣言通り騎手復帰を目指して門別競馬場で1次試験を受験。騎手免許の1次試験の内容は、主に競馬関係法規および一般常識、馬の飼養および騎乗に必要な技術に関する筆記試験など。試験後には藤田元騎手は手応えについては「神のみぞ知る」とコメントし、さらに「出身地の北海道で行われている競馬を盛り上げるために何かできればと思い、受験した。」とコメントし、出身地である北海道やファンへ思いを綴りました。
1次試験の結果は9月25日に発表される予定となっており、無事に1次試験を合格すれば、次は11月1,2日に栃木県にある地方競馬教養センターで行われる2次試験を受けることになります。無事に2次試験も合格すれば、12月1日には騎手免許が交付されることとなります。
JRAの通算成績は1918勝、重賞93勝。特別模範騎手賞を史上最年少で受賞し、フェアプレー賞を複数回受賞する一方で、エージェント制度に対する批判やJRA批判などストレートな言動で度々競馬業界を騒がせてきた43歳平成の風雲児。ホッカイドウ競馬での騎手復帰を果たしたあとは、一体どんな新風を巻き起こしてくれるのか、おおいに期待しております。