【加付式“連番の法則”】アイビスSDなど先週の回顧・検証

夏の福島開催が終わり、先週から新潟が開幕。メイン重賞は、その新潟名物の千直「第22回 アイビスサマーダッシュ(GⅢ)」と札幌での「第70回 クイーンステークス(GⅢ)」となった。

サマースプリントシリーズの第3戦、開幕週の新潟直線1,000mで行われたアイビスSD。制したのは、7番人気(17.3倍)のビリーバー(杉原誠人騎手)で、7歳にしての重賞初勝利となった。2着に2番人気シンシナティが入り、1・2着は「外枠有利」の新潟千直らしく8枠2騎が入った。ただ3着には内側3枠から14番人気ロードベイリーフが入り、連番の法則「ALL連番」で10万超高額決着した。

一方の札幌クイーンSは、2番人気テルツェット(池添謙一騎手)がゴール前ハナ差凌いで、同レース連覇(昨年は函館開催)の重賞3勝目を挙げた。2着に8番人気サトノセシル、3着3番人気ローザノワールと入り、3連複・3連単ともに万馬券の連番の法則「一組連番」決着となった。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

7月30日
-新潟札幌合計出現率(%)
ALL連番12312.5
一組連番9(4)21145.8
同番03312.5
合計107--
出現率(%)83.358.3--
7月31日
-新潟札幌合計出現率(%)
ALL連番3(1)0312.5
一組連番3(1)91250.0
同番1014.2
合計79--
出現率(%)58.375.0--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

7月最終週の先週から東日本の開催が福島から新潟へと変わり、新潟・札幌の2場開催・計48レース。内訳は、「一組連番」が計23レース、「ALL連番」が計6レース、「同番」が計4レース。通算出現数は3組ともほぼ通常モードながら、各組とも曜日や開催場で大きく偏った出現傾向となった。「一組連番」は、土曜新潟、日曜札幌で圧倒的多数を占め、「ALL連番」は、土曜札幌、日曜は新潟。「同番」は、土曜札幌に大きく偏った出現であった。一方配当面は、「100万超2回、10万超3回」と超高額が土日1回ずつ、10万超高額も回数こそ少なかったが、各場各日で満遍なく出現した。さらにメインレースでも、土曜札幌から175万馬券、日曜も冒頭の2重賞から26万、8万と好配当を輩出した。

「一組連番」は、土曜新潟、日曜札幌ともに1日12レース中9回と圧倒的多数を占めた。一方、土曜札幌では1日2回、日曜新潟でも1日3回と極少とかなりアップダウン激しい週となった。もっとも多数出現の両開催では、「ALL連番」「同番」が2組とも0回、極少出現となった両開催では「ALL連番」「同番」が4~5回となったので、「連番の法則」全体としては順調と言えた。圧倒的多数の土曜新潟では、9回中4回を「同枠・一組連番」が占め、その内「1番人気3着」との推奨術重複レースでは26万の高額決着を輩出。また同じく9回の日曜札幌からは、先週の100万超1回を記録。人気薄「一組連番」や「同枠・一組連番」、さらには“「1番人気3着付け」などで数多くの的中も叶ったのではなかろうか。

前週まで3週連続で堅い「ALL連番」が続き、「少額投資で地道に拾って!」と記してきたが、先週は本領発揮の高額配当が久しぶりに複数出現。土曜に札幌で「3・5番人気絡みの『ALL連番』から18万」配当を輩出すると、日曜新潟メインのアイビスSDでは「2番人気との同枠2頭絡み『ALL連番』から26万」と10万超高額が2本。その他にも日曜新潟では、3頭とも推奨人気内での「ALL連番」で4万、約8万と好配当を連発。推奨人気内だけで組める「ALL連番」にも注目して組んでいこう。

「同番」は全4回であったが、内3回が土曜札幌に集中出現した。万馬券は4回中3回。中でも「同番」の真骨頂・超高額を土曜札幌メイン「STV賞」で記録。2着に入った1番人気との「人気薄(12番人気)同番」が勝ち、3連複約15万、3連単175万の100万超配当。また、さほど高額配当とはならなかったが「『一組連番』との条件重複」”も2回出ていた。条件重複は常に抑え、人気薄・同番は「要注意」で抑えよう。

先週の「最終R」は、全4回すべて「法則決着」。ただ土曜2レースは、ともに0.98万と僅かに万馬券に届かず。しかし、日曜札幌では「一組連番」項で触れた100万超馬券を輩出。「5回に1回以上の10万超」、そして「万馬券の宝庫」の本領発揮となった。日曜は、新潟最終からも「ALL連番」から約8万配当と、超高額とはいかなかったが「少額投資で抑えられる組」からなので、好配当最終Rと言えたのではないだろうか。