実績馬や夏の上がり馬など、今年も面白いメンバーが揃ったエルムS。中でも最有力視しているのは、昨年2着のオメガレインボーです。
武蔵野SやカペラSで3着など勝ちきれないところはありますが、函館の1700mで1勝、2着3回と洋芝適性が高く、昨年のメンバーで2着なら今年もやれるはずです。
前走のマリーンSは4着に敗れましたが、ハンデ戦で上位に入った馬とは斤量差がありました。今回は昨年と同じ斤量56㎏で出走できますし、昨年の勝ち馬スワーヴアラミスが昨年よりも2kg重い58kgを背負う点も好材料。この条件なら崩れることはないでしょうし、軸としての信頼度はかなり高い1頭です。
あと一歩足りないところがあり、今回もアタマで勝負するのは危険にも思えますが、叩き2戦目でこの条件なら悲願の重賞初制覇も十分有りえると見て本命視したいと思います。
続いて相手ですが、対抗馬として有力視しているのは、夏の上がり馬ブラッティーキッドです。
もともと中央所属でしたが、未勝利を勝ち上がれず地方へ移籍。しかし、園田と姫路で5連勝し、今夏に再び中央へ戻ってきました。再転入初戦となった函館ダート1700mの1勝クラスは、勝ち時計1分44秒0とOPクラスに匹敵する好時計で快勝。そこからは2勝、3勝クラスと破竹の勢いで駆け上がり、地方在籍時から8連勝中と急成長を遂げている上がり馬です。
中央では一貫して水口優也騎手が手綱を握っている点も好感が持てますし、個人的にも応援したくなるコンビです。本格化して中央で再び返り咲いた勢いは無視できず、対抗馬として有力視したいと思います。
ということで今年のエルムSは本命オメガレインボー、対抗ブラッティーキッドという予想で勝負したいと思います。