【加付式“連番の法則”】レパードSなど先週の回顧・検証

新潟・札幌での2場開催2週目は、ともにダート重賞が設定され、新潟では3歳限定の「第14回 レパードステークス(GⅢ)」が、札幌では3歳以上による「第27回 エルムステークス(GⅢ)」が行われた。

新潟・レパードSは、7番人気(21.6倍)のカフジオクタゴン(チャクイウ・ホー騎手)が1番人気タイセイドレフォンを力強く差し切り、重賞初勝利。短期免許で参戦中の香港のC.ホー騎手にとってもJRA重賞初勝利となった。3着にも2番人気ハピが入り、2・3着順当な小波乱結果ながら「法則外」決着であった。

一方の札幌エルムSでも、前走マリーンS(オープン)を制しながら9番人気(16.9倍)に甘んじたフルデプスリーダー(丹内祐次騎手)が重賞初挑戦・初勝利。2着に6番人気ウェルドーン、3着2番人気オメガレインボーと入る好配当結果ながら、こちらも「法則外」決着に終わった。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

8月6日
-新潟札幌合計出現率(%)
ALL連番1(1)128.3
一組連番5(2)3(1)833.3
同番03(1)312.5
合計67--
出現率(%)50.058.3--
8月7日
-新潟札幌合計出現率(%)
ALL連番2(2)1312.5
一組連番1(1)4(2)520.8
同番1128.3
合計46--
出現率(%)33.350.0--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

先週も新潟・札幌の2場開催・計48レース。内訳は、「一組連番」が計13レース、「ALL連番」「同番」が各5レースずつの計10レース。出現数は「一組連番」激減の全体的に低調ながら、「ALL連番」「同番」だけは変わらず好調をみせた。配当面では、「100万超0回、10万超4回」と100万超高額は無かったものの、「ALL連番」「同番」を中心に全4回の10万超をすべて記録した日曜に好結果を残した。ただメインレースは、土日計4レース中3レースで「法則外」決着。唯一の10万超好配当も法則外からとなった。

「一組連番」は、新潟での土曜5回が1日最多、翌日曜には1回のみ。一方の札幌でも土曜3回、日曜になっても1日4回と「極めて少出現」な週となった。前週のように「ALL連番」「同番」に押されたとも言い難い不調週となった。10万超高配当も、1日たった1回しか出現しなかった日曜新潟のみ。唯一良かったのは、土日全13回中6回を「同枠・一組連番」が占め、唯一の10万超も「推奨末(5番)人気」との「人気薄(11番人気)『同枠・一組連番』」からであったことか。3場開催に戻る次週以降、「一組連番」の復権を期待して、“人気薄「一組連番」などを中心に、数多くの好配当的中を狙ってほしい。

堅調な「ALL連番」は、前週に続いて高額配当を残した。土曜こそ新潟・札幌ともに高額にはならなかったが、一転日曜には、2場ともに高額配当。新潟では出現2回とも「同枠2頭絡み」で、1つ目に3連複2万、3連単6.7万の好配当を残すと、2つ目には「6番人気(12.3倍)との人気薄同枠絡み『ALL連番』から3連複5.6万、3連単36万」の高額を記録した。この際の推奨末(5番)人気の単勝オッズは「12.1倍」であったので、6番人気とは僅差であった。一方の札幌からも「3・5番人気絡みの『ALL連番』から23万」の10万超高額を輩出。推奨人気内、さらには今年になって記し続けている「10倍台(とくに僅差の際)なら6番人気以下でも軸馬として検討すべき」ことを念頭に「ALL連番」で好配当を手にしよう。

「同番」も全5回で回数的には相変わらず堅調。1日3回の集中出現した土曜札幌では、推奨術の「連続出現」もあったが、万馬券は3回中1回のみ。日曜も札幌では1桁万馬券と配当的には寂しかった。一方新潟では、日曜の1回のみであったが、この1回に「同番」の真骨頂・高額配当を残した。2番人気の勝利、そして2着に「人気薄(8番人気)同番」が入っての3連複約3.7万、3連単15万なら、まずまずの好結果と言えたであろう。また先週も、「『一組連番』との条件重複」”が2回あった。条件重複、人気薄・同番には常に注意していこう。

先週の「最終R」は全4回中2回、ともに新潟からの土日「法則決着」となった。先週唯一となった「5回に1回以上の10万超」は、前記「同番」項での約15万配当と「法則決着」から輩出した。また札幌での法則外決着からも、8万、6万と高額とはいかなかったが、なかなかの好配当は出ていた。最終Rは「積極的に」好配当狙いで挑もう。