愛すべき「善戦マン」ボンセルヴィーソが引退、乗馬へ

今年の東風Sを勝利したボンセルヴィーソ(牡8、池添学厩舎)が、種子骨靱帯炎を発症し、現役を引退することが明らかになった。今後は生まれ故郷の白井牧場で乗馬となる予定。

ボンセルヴィーソは2016年8月にデビュー。同年のデイリー杯2歳S・2着、G1の朝日杯FS・3着と、早くから重賞戦線で活躍。翌年もファルコンSの・2着、ニュージランドT・3着、NHKマイルC・3着と勝ちきれないまでも、ハイレベルな重賞戦線で安定した好走ぶりを披露。

しかし、自己条件でもなかなか勝ち星に恵まれず、2019年11月の5歳時にようやく3勝目をあげ、オープン入りを達成。2020年にも重賞で3度馬券圏内に入る活躍を見せ、2022年の東風Sで2年以上ぶりの勝利をあげ、オープン競走初勝利を果たした。

ボンセルヴィーソは父ダイワメジャー、母バイモユリ、母の父サクラローレルという血統。通算成績は45戦4勝。重賞は最後まで勝利することが叶わなかったが、重賞は2着3回、3着6回と好成績で、G1も2戦して3着2回と、大崩れの少ない安定感のある競馬で長きにわたってファンを楽しませてくれた。ボンセルヴィーソ号、お疲れさまでした。