小倉は2週間の中休みを終えて今週再開となりますが、7月に速い時計が出ていたことを考えれば、高速馬場が濃厚。
ハイペースになり、差しや追い込みが届くケースが多く見られる小倉記念の例年の傾向からも、ここは高速決着に対応できそうな決め手のあるタイプから狙いたいと思います。
となれば狙いたいのは、前走鳴尾記念・2着のジェラルディーナです。中京2000mで行われた前走の鳴尾記念は、後半5Fのラップがすべて11秒台となっており、決め手とスピードの持続力が問われる展開でした。
33秒台の最速上がりを連発している近走から瞬発力型のイメージを持つファンも少なくないと思いますが、今年走っている京都記念、阪神牝馬S、鳴尾記念はすべて後半1000mの時計が57秒台、3Fも34秒台で、スピードの持続力が問われる展開。ジェラルディーナはこの3戦すべてで33秒台の上がり最速をマーク。スピードを持続できる能力は上位と考えてよいでしょう。
また、小倉も昨年の夏に2戦して2勝と好成績です。見込まれる高速馬場への適性とコース適性の高さから、ジェラルディーナを本命視したいと思います。
続いて相手ですが、こちらも高速馬場と小倉コースの適性を重視して選出。その馬はマリアエレーナです。前走は高速化していた阪神2000mのマーメイドSで、好位から抜け出し2着に好走。
昨年夏、小倉2000mで行われた高千穂特別では高速馬場の小倉を好タイムで快勝しており、開幕週の速い馬場はこの馬にとては好都合。とくに前走のマーメイドSは、好位の5番手から直線で早めに上がっていき2着入線という内容で、スピードの持続力があることも証明しています。
決め手ではジェラルディーナに分があり、ここは対抗馬として有力視したいと思います。
ということで今年の小倉記念は本命ジェラルディーナ、対抗マリアエレーナという予想で勝負したいと思います。いずれも人気サイドということで妙味はありませんが、2頭に狙いを絞った少点数の馬券で勝負したいと思います。