今週で9月は終わり、週末日曜日から10月に入ります。月日が経つのは早いもので、マイル路線へ路線変更したエアスピネルが金杯での優勝を果たして始まった2017年も、今週末で10月となります。夏が終わり寂しい気持ちになりがちなこの季節ですが、中山の日曜メインは秋のG1シーズンの開幕を告げるスプリンターズSが開催されます。気持ちを切り替え気合いを入れて挑みたいところです!
昨年は1着から15着までわずか0秒5の範囲内に収まる大激戦、その前は牝馬が1,3着フィニッシュ、そしてさらにその前の年は12番人気の伏兵スノードラゴンが優勝を果たすなど、毎年白熱したレースが繰り広げられている秋のスプリント王座決定戦。今回は過去10年間のデータをもとに、人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心にスプリンターズSの傾向を探っていきたいと思います。
1~3番人気中心、とくに2番人気は連対率70%と好走率が高い
1~3番人気は「7-8-0-15」、3着内30頭中の半分である15頭が1~3番人気の馬となっております。2番人気は勝率こそ低いですが、2着馬が5頭もおり、連対率が70%と高い好走率を誇っております。
二桁人気は「2-1-1-66」と好走率は低いですが、勝ち馬が2頭も出ている点は短距離戦ならではといった感じです。二桁人気が絡まなかった2011年は3→9→7番人気での決着となり、人気薄同士が絡んで高配当を出すこともあります。
【該当馬】1番人気レッドファルクス、2番人気ダイアナヘイロー、3番人気メラグラーナ。(下記「予想オッズ」による順位を参考。)
人気 | 成績 |
---|---|
1番人気 | 3-2-0-5 |
2番人気 | 1-5-0-4 |
3番人気 | 3-1-0-6 |
4番人気 | 0-0-0-10 |
5番人気 | 0-0-2-8 |
6番人気 | 1-0-1-8 |
7番人気 | 0-0-2-8 |
8番人気 | 0-0-1-9 |
9番人気 | 0-1-3-6 |
10番人気 | 1-0-0-9 |
11番人気 | 0-1-0-9 |
12番人気 | 0-0-0-10 |
13番人気 | 1-0-0-9 |
14番人気 | 0-0-0-10 |
15番人気 | 0-0-1-9 |
16番人気 | 0-0-0-8 |
17番人気 | 0-0-0-1 |
18番人気 | 0-0-0-1 |
オッズ | 成績 |
---|---|
1.0~1.9倍 | 1-0-0-2 |
2.0~2.9倍 | 1-1-0-1 |
3.0~3.9倍 | 0-3-0-2 |
4.0~4.9倍 | 2-0-0-2 |
5.0~6.9倍 | 1-3-0-6 |
7.0~9.9倍 | 1-1-0-8 |
10.0~14.9倍 | 2-0-3-14 |
15.0~19.9倍 | 0-0-2-12 |
20.0~29.9倍 | 1-1-4-18 |
30.0~49.9倍 | 1-1-0-18 |
50.0~99.9倍 | 0-0-0-20 |
100.0倍以上 | 0-0-1-27 |
年 | 馬単 | 三連単 |
---|---|---|
2007 | 2,490円 | 15,960円 |
2008 | 1,300円 | 5,530円 |
2009 | 5,630円 | 66,890円 |
2010 | 22,400円 | 358,410円 |
2011 | 30,430円 | 212,610円 |
2012 | 1,170円 | 17,540円 |
2013 | 530円 | 28,020円 |
2014 | 26,040円 | 190,930円 |
2015 | 9,090円 | 106,170円 |
2016 | 8,240円 | 180,060円 |
予想オッズ
出走予定馬と独自予想オッズになります。
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
---|---|---|
1 | レッドファルクス | 2.5 |
2 | ダイアナヘイロー | 6.0 |
3 | メラグラーナ | 7.2 |
4 | セイウンコウセイ | 8.2 |
5 | ビッグアーサー | 10.6 |
6 | ファインニードル | 13.9 |
7 | ダンスディレクター | 17.7 |
8 | レッツゴードンキ | 19.4 |
9 | ラインミーティア | 22.5 |
10 | フィドゥーシア | 32.6 |
11 | モンドキャンノ | 36.1 |
12 | ワンスインナムーン | 42.4 |
13 | キングハート | 59.7 |
14 | スノードラゴン | 87.3 |
15 | シュウジ | 106.3 |
16 | ブリザード | 120.5 |
※正式オッズは馬券発売後に随時公開されます。必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。
「7枠」&「差し馬」が好走傾向に
成績が良いのは「7枠」です。勝ち馬3頭を含め馬券圏内に入ったのは7頭と多め。3着内30頭中10頭が7,8枠の馬で、1~3枠から勝ち馬が1頭のみという点からも、外枠が好走する傾向が強いと言えます。
脚質は「差し」が決まっております。中山芝1200mは外回りのちょうど山の頂上となっている2コーナー付近からスタートし、道中はほとんど下り坂となっております。日本の競馬場でも有数の高速コースとなっており、直線の坂もあるので差しが決まりやすいコースとなっております。
【該当馬】差しタイプ:レッドファルクス、レッツゴードンキ、ラインミーティア、スノードラゴン、ダンスディレクター、ティーハーフ、フミノムーン、メラグラーナ
枠番 | 成績 |
---|---|
1枠 | 1-0-1-16 |
2枠 | 0-2-3-13 |
3枠 | 0-1-2-15 |
4枠 | 2-1-0-15 |
5枠 | 2-1-0-14 |
6枠 | 0-0-1-17 |
7枠 | 3-2-2-10 |
8枠 | 1-2-0-15 |
脚質 | 成績 |
---|---|
逃げ | 2-2-0-5 |
先行 | 2-3-4-23 |
差し | 5-4-3-47 |
追い込み | 0-0-2-40 |
マクリ | 0-0-0-0 |
※2014年の新潟開催を除く
「セントウルS組」&「キーンランドC組」が好走傾向に
前走は「セントウルS組」と「キーンランドC組」の成績が良く、夏のスプリント重賞を使ってきた馬が好走する傾向にあります。
大敗した馬でも巻き返しがあり、前走着順はそれほど気にしなくても良さそうです。しかし、前走G2、G3で二桁着順の馬で、当日7番人気以下の馬は「0-0-0-19」というデータもあるので、当日人気が無い前走二桁着順の馬は割り引いて良さそうです。
【該当馬】セントウルS組(7番人気以下が予想される前走二桁着順の馬を除く):ファインニードル(1着)、ラインミーティア(2着)、ダンスディレクター(3着)、メラグラーナ(4着)、スノードラゴン(8着)、フィドゥーシア(9着)。
キーンランドC組(7番人気以下が予想される前走二桁着順の馬を除く):ソルヴェイグ(2着)、ナックビーナス(3着)、フミノムーン(4着)、モンドキャンノ(6着)、ネロ(8着)。
前走 | 成績 |
---|---|
セントウルS(G2) | 4-4-4-50 |
キーンランドC(G3) | 2-3-5-30 |
北九州記念(G3) | 2-0-0-7 |
CBC賞(G3) | 1-0-0-2 |
安田記念(G1) | 0-1-0-7 |
函館スプリントS(G3) | 0-1-0-5 |
高松宮記念(G1) | 0-1-0-4 |
前走 | 成績 |
---|---|
オープン特別 | 0-0-0-4 |
G3 | 5-4-6-52 |
G2 | 4-4-4-53 |
G1 | 0-2-0-12 |
海外 | 1-0-0-8 |
前走着順 | 成績 |
---|---|
1着 | 3-3-2-22 |
2着 | 2-1-2-15 |
3着 | 0-2-0-8 |
4着 | 1-1-2-8 |
5着 | 0-0-2-12 |
6~9着 | 2-0-2-35 |
10着以下 | 2-2-0-28 |
騎手は「岩田康誠騎手」に注目
成績が良いのは岩田康誠騎手です。ロードカナロアで連覇を果たし、ストレイトガールとキンシャサノキセキで2着の実績があり、2番人気以上の馬に騎乗している時は「2-2-0-0」で連対率が100%となっております。
【該当馬】今年は岩田康誠騎手はレッツゴードンキに騎乗予定となっております。
騎手 | 成績 |
---|---|
岩田康誠 | 2-2-0-3 |
池添謙一 | 1-1-1-4 |
大野拓弥 | 1-0-0-1 |
戸崎圭太 | 1-0-0-3 |
M.デムーロ | 1-0-0-1 |
四位洋文 | 0-1-1-4 |