【加付式“連番の法則”】関屋記念など先週の回顧・検証

先週から中2週で小倉開催が再開し、新潟・小倉・札幌での3場開催に戻った。メイン重賞には、日曜新潟でサマーマイルシリーズ第3戦となる「第57回 関屋記念(GⅢ)」が、小倉では3歳以上のハンデ戦「第58回 小倉記念(GⅢ)」が行われた。

関屋記念は、1番人気タイ(3.8倍)のウインカーネリアン(三浦皇成騎手)がリステッド競走2連勝の勢いそのままに勝ち切り、重賞初勝利。2着には12番人気シュリ、3着に1番人気タイのダノンザキッドが入り、2着波乱結果となったが「法則外」決着であった。

一方、小倉記念では2番人気(5.0倍)のマリアエレーナ(松山弘平騎手)が、GⅢ2着2回の惜敗にピリオドを打ち、ついに重賞初勝利。2着に10番人気ヒンドゥタイムズ、3着1番人気ジェラルディーナと入り、こちらも2着波乱結果。そして1・2着による連番の法則「同番」決着で決まった。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

8月13日
-新潟小倉札幌合計出現率(%)
ALL連番00338.3
一組連番8(1)6(1)3(1)1747.2
同番221513.9
合計1087--
出現率(%)83.366.758.3--
8月14日
-新潟小倉札幌合計出現率(%)
ALL連番1(1)01(1)25.6
一組連番356(2)1438.9
同番4(1)2(1)0616.7
合計877--
出現率(%)66.758.358.3--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

新潟・小倉・札幌の3場開催・計72レースの先週、法則決着の内訳は、「一組連番」が計31レース、「ALL連番」が5レース、そして「同番」が10レース。出現数は「一組連番」が通常モードに戻り、「ALL連番」が変わらず好調、そして「同番」爆発モードとなった。配当面でも、「100万超2回、10万超8回」とこちらも復調を見せた。さらにメインレースでも、土日計6レース中5レースで「法則決着」となり、10万超好配当も日曜札幌で残した。

「一組連番」は、前週の「極めて少出現」から即回復。日曜新潟のみ「ALL連番」「同番」の計5回に押された少回数となった以外、ほぼ半数の通常モードに戻った。土曜には3連複22万、3連単195万超高配当も輩出し、ここでは6番人気と13番人気の「一組連番」が好配当を演出したが、同レースの1番人気は4.0倍。さらに軸となった6番人気は10.0倍と、今年に入って数回記した「1番人気3倍以上の混戦かつ10倍台の軸馬」決着で現れた格好となった。その他、1・2番人気や推奨人気から人気薄からの10万超好配当だけで4回、と相変わらず「人気薄『一組連番』」の好配当演出が際立っていた。

「ALL連番」は、引き続き堅調。5回中4回は1桁万馬券内と高額にはならなかったが、日曜新潟での1回は3連複27万、3連単187万と久々の100万超出現となった。この100万超は、1番人気3.1倍かつ軸となった6番人気が13.6倍で、「一組連番」項同様「1番人気3倍以上の混戦かつ10倍台の軸馬」決着が法則要因。さらに6番人気との人気薄(14番人気)同枠2頭絡みでの「ALL連番」からであったので、前週にも現れた「6番人気(10倍台)との人気薄同枠絡み『ALL連番』」に、今夏は要注目だ。

「同番」は、3場開催再開週に爆発モードとなって現れた。回数だけでも土曜3場から5回、日曜2場から6回と開催場による偏りも少なく集中出現。配当的には、土曜は1桁万馬券2回と堅めに終始したが、日曜は6回中5回の万馬券。日曜に4回出現した新潟からは、真骨頂・10万超高額も残した。2番人気の勝利と3着に6番人気「同番」が入っての3連複約4.6万、3連単18万なら、悪くない結果と言えたであろう。通常万馬券の堅め決着でも「推奨人気内同志『同番』」や「1番人気3着付け」など少額推奨術が多くを占めていた。

先週の「最終R」は全6回中4回の「法則決着」。ただ「5回に1回以上の10万超」は不発に終わり、1桁の通常万馬券が2回とハズレ最終R週となってしまった。法則外決着も高額不発となったが、「不発週の翌週は爆発」を繰り返すこと度々。次週以降も「一発好配当」を続けよう。