札幌記念(2022)出走予定馬の予想オッズと過去10年のデータから傾向を分析!

例年豪華なメンバーが揃う札幌の名物競走「札幌記念」が今週末、札幌競馬場で開催されます。昨年の勝ち馬ソダシは今年のヴィクトリアマイルを制してG1・3勝目を果たし、一昨年の勝ち馬ノームコアはその後香港Cを快勝、その前の3着馬フィエールマンはその後有馬記念で4着、昨年の天皇賞春を快勝するなど、秋のG1戦線にも繋がっていく重要な一戦です。今回は過去10年間のデータをもとに札幌記念の傾向を探っていきたいと思います。

■「1番人気」は0勝も、複勝率は80%と安定感は高め

人気は「2番人気」が最多の5勝を挙げており、断トツの勝利数です。逆に「1番人気」は0勝と大不振です。ただ、2着は5回、3着3回で複勝率は80%と高く、軸としての信頼度は高めです。下位人気を見ますと、「6~9番人気」が2着3回となっており、このあたりが連に絡んでくる可能性が高そうです。「10番人気以下」は2・3着が1回ずつとなっており、穴馬はあまり絡みません。3連単が10万馬券以上だったのは2回のみとなっており、比較的堅実に決着する傾向にあります。

人気データ
人気 1着 2着 3着 4着以下
1番人気 0 5 3 2
2番人気 5 0 1 4
3番人気 1 0 0 9
4番人気 1 1 3 5
5番人気 2 0 0 8
6~9番人気 1 3 2 34
10番人気以下~ 0 1 1 51
オッズデータ
オッズ 1着 2着 3着 4着以下
1.0~1.9倍 0 4 1 0
2.0~2.9倍 0 0 2 2
3.0~3.9倍 4 0 0 3
4.0~4.9倍 1 1 0 2
5.0~6.9倍 1 0 2 3
7.0~9.9倍 0 1 1 6
10.0~14.9倍 2 0 1 10
15.0~19.9倍 2 0 0 9
20.0~29.9倍 0 2 1 15
30.0~49.9倍 0 1 0 19
50.0~99.9倍 0 1 2 21
100.0倍以上 0 0 0 23
馬単/3連単データ
馬単 3連単
2012 3,180 円 10,590 円
2013 5,540 円 71,870 円
2014 900 円 19,780 円
2015 27,030 円 233,540 円
2016 3,770 円 22,060 円
2017 69,510 円 201,410 円
2018 2,820 円 16,590 円
2019 3,650 円 10,150 円
2020 4,700 円 10,860 円
2021 1,000 円 11,900 円

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 ソダシ 2.3
2 ジャックドール 3.4
3 パンサラッサ 4.9
4 ユーバーレーベン 9.1
5 グローリーヴェイズ 12.7
6 ウインマリリン 18.6
7 ハヤヤッコ 24.9
8 ユニコーンライオン 32.0
9 アンティシペイト 45.2
10 マカヒキ 67.8
11 レッドガラン 74.3
12 アラタ 84.6
13 ケイデンスコール 90.8
14 フィオリキアリ 125.4
15 アイスバブル 158.7
16 フォワードアゲン 198.2
17 サトノクロニクル 213.6

■「1枠」が好成績、脚質はフラットな傾向

コースは札幌競馬場の芝2000mを使用。枠は「1枠」が最多の4勝を挙げており、連対数も最多です。3着内の回数は「3枠」が最多となっています。「2・3枠」からは勝ち馬が出ていませんが、最内の勝率の高さは無視できません。

脚質は「差し」が最多の5勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。ただ、「先行」は2勝を挙げ、3着内の回数は「差し」と大きな差はありません。「逃げ」も3勝を挙げており、前目でも決まっています。脚質についてはフラットな目線で予想しても良さそうです。

札幌の2000mは高低差が殆ど無い平坦な小回りコースの為、前残りのレースになる事が多いですが、1コーナーまでの距離が385mと長いこともありペースは落ち着きやすく、差しも決まります。こうしたコース形態も、どの脚質も好走できている要因の一つと考えられます。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 4 0 1 8
2枠 0 2 0 12
3枠 0 3 3 11
4枠 1 2 1 15
5枠 1 0 2 17
6枠 1 1 2 16
7枠 2 1 0 17
8枠 1 1 1 17
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 3 0 0 10
先行 2 4 5 28
差し 5 4 3 35
追い込み 0 2 2 38
その他 0 0 0 2

■馬体重の増減が「-3~+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の8勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「-3~+3kg」に注目です。

馬体重増減データ
馬体重増減 1着 2着 3着 4着以下
-19~-10kg 1 0 0 15
-9~-4kg 1 2 4 20
-3~+3kg 8 6 3 46
+4~+9kg 0 1 0 19
+10~+19kg 0 0 2 7
+20kg~ 0 0 0 1
不明・初出走・未更新 0 1 1 5
今回減 4 4 4 53
同体重 2 5 3 18
今回増 4 1 3 42

■年齢はフラットな傾向

年齢は「4歳」と「6歳」が3勝ずつを挙げていますが、連対数と3着内の回数は「5歳」が最多となっています。どの年齢馬も好走しており、年齢についてはフラットな目線で予想したいと思います。

性別は6勝を挙げている「牡馬」が好成績ですが、「牝馬」も母数が少ない割には馬券には絡んでいます。所属は「栗東」と「美浦」が5勝ずつを挙げており、東西で大きな差はありません。

馬齢データ
馬齢 1着 2着 3着 4着以下
3歳 2 0 1 8
4歳 3 0 3 26
5歳 2 6 4 30
6歳 3 2 1 24
7歳 0 1 1 16
8歳以上 0 1 0 9
性別データ
性別 1着 2着 3着 4着以下
牡馬 6 9 7 92
牝馬 4 1 3 19
セン馬 0 0 0 2
所属データ
所属 1着 2着 3着 4着以下
美浦 5 2 3 50
栗東 5 8 7 63

■前走レースが「函館記念」だった馬に注目

前走レースは、最多の3勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「函館記念」が参考レースとしての重要度が高そうです。前走着順は「6着以下」に敗れた馬が5勝を挙げており、掲示板外に敗れた馬の巻き返しが目立っています。前走着順については、前走で大敗している馬にも十分警戒しておく必要がありそうです。

前走レースデータ
前走レース 1着 2着 3着 4着以下
農林水産省賞典 函館記念 3 2 2 33
安田記念 2 2 1 4
優駿牝馬 2 0 0 1
目黒記念 1 1 0 7
北海道新聞杯クイーンステークス 1 0 0 9
エプソムカップ 1 0 0 2
宝塚記念 0 2 1 6
クイーンエリザベス2世カップ 0 1 0 1
ジャパンカップ 0 1 0 1
ドバイデューティフリー 0 1 0 1
前走クラスデータ
前走クラス 1着 2着 3着 4着以下
G1 4 5 6 24
G2 1 1 0 10
G3 5 2 3 51
リステッド/オープン 0 0 0 12
3勝クラス 0 0 0 7
2勝クラス 0 0 0 2
海外 0 2 1 7
前走着順データ
前走着順 1着 2着 3着 4着以下
1着 1 3 2 16
2着 1 1 1 12
3着 1 1 1 13
4着 1 1 1 13
5着 1 1 0 6
6~9着 5 2 3 31
10着以下~ 0 1 2 22

[該当馬] 前走が函館記念だった馬

  • ハヤヤッコ(1着)
  • アラタ(6着)
  • アイスバブル(10着)
  • サトノクロニクル(11着)

■騎手はフラット

騎手は「川田将雅」騎手が唯一2勝を挙げていますが、今年は川田騎手の騎乗予定がありません。その他の騎手で2勝以上を挙げている騎手はおらず、特定の騎手が活躍している傾向はありません。騎手についてはフラットな目線で予想しても良いでしょう。

騎手データ
騎手 1着 2着 3着 4着以下
川田将雅 2 1 0 2
C.ルメール 1 1 1 4
福永祐一 1 1 1 4
横山典弘 1 1 0 4
吉田隼人 1 0 1 4
蛯名正義 1 0 1 4
四位洋文 1 0 0 4
太宰啓介 1 0 0 1
武豊 1 0 0 0
岩田康誠 0 2 1 3