今週末は2歳重賞の「新潟2歳ステークス」が新潟競馬場で開催されます。新潟、福島、小倉、中京、東京、各地から新馬戦や未勝利戦を勝ってきた2歳馬達が集まり、デビュー後初となる重賞戦に挑みます。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ロードディフィート（牡2、和田勇介厩舎）

デビュー戦はハナ差の2着に敗れたものの、続く未勝利戦は番手から抜け出す正攻法の競馬で初勝利を挙げたロードディフィート。デビュー戦、未勝利戦の2戦とも番手からの競馬で、いずれも操縦性の高さを示す好内容の競馬。折り合い面も苦労するところは見られず、1Fの距離延長にも対応できるだろう。また、東京の長い直線で長く良い脚を使って好走してきており、長い直線の新潟も合いそうです。新種牡馬のデクラレーションオブウォーの重賞初勝利となるかにも注目が集まります。

シーウィザード（牡2、鹿戸雄一厩舎）

函館の芝1800mで行われたデビュー戦を逃げ切って快勝したシーウィザード。逃げて上手くスローに持ち込んで、ラスト2Fも11.3-11.4とほぼ減速のない好ラップを刻んでと、デビュー戦から鮮やかな逃走劇を披露。この日の函館はかなりタフな馬場で、ラスト2Fの数字は高く評価できます。前向きさがある馬故、スローの瞬発力勝負になりやすい新潟マイルでは折り合い面が課題となってきそうですが、レースセンスは高く、1Fの距離短縮もプラスに働きそうなここは侮れません。

アイスグリーン（牡2、池添学厩舎）

阪神芝マイルのデビュー戦は5着でしたが、小倉芝1800mの未勝利戦を好位から抜け出す競馬で快勝したアイスグリーン。デビュー戦から大きな上積みが感じられた1頭で、中間もしっかり乗り込まれてプラス12kgで前走を迎え、叩かれて成長を示してきました。再びマイル戦となりますが、モーリス産駒らしく切れるタイプではなく長く良い脚を使える印象がありますので、直線の長い東京コースなら対応できそうです。重賞2勝を挙げたディアンドルの半弟という血統的背景も魅力で、素質が期待される1頭です。