【札幌2歳ステークス予想2022】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

夏の札幌競馬のラストを飾る重賞「札幌2歳S」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

ダイヤモンドハンズ(牡2、池江泰寿厩舎)

8/31(水)札幌・芝(やや重)4F55.9-3F39.8-1F12.8(馬なり)

札幌の芝コースで2頭併せ。僚馬ディープモンスターを2馬身追走し、直線は持ったまま内から伸びて1馬身遅れました。ストライドが大きく、切れる脚ではなくジワジワと伸びるタイプ。ゴール板を過ぎてからもそのまま加速していっていたので、脚の使い所がポイントとなりそうです。1週前はCWコースで併せ馬を行い、一杯に追われて6F81.7-1F11.1の好時計をマークして併走馬にあっさり先着。全体時計は自己ベスト更新で、しまいも11秒1の猛時計をマークしてと、気配自体は良好です。流れの忙しい中京マイルから距離延長となる点はプラスに働きそうで、気配の良さが見られるここは高いパフォーマンスが期待できそうです。

シャンドゥレール(牡2、国枝栄厩舎)

8/31(水)札幌・ダート(やや重)5F68.8-4F53.9-3F40.2-1F12.6(馬なり)

札幌ダートで2頭併せ。僚馬ベロアを追走し、コーナーで内から差を詰めると、直線はラスト1F12.6の脚で伸びて2馬身先着しました。追い出しをしっかり待つことが出来ており、騎手の合図にも瞬時に反応して、抜け出し方も非常にスムーズでした。1週前は函館のWコースで2頭併せを行い5F66.4-1F12.5の好時計をマークし、17日にも函館の芝コースでハヤヤッコと併せて5F66.3-1F11.7の好時計をマークと、中間の順調ぶりも目を引きます。中9週と間はあいていますが、勝負にいける態勢は十分に整ったとみて良いでしょう。

アースビート(牝2、伊藤圭三厩舎)

8/31(水)札幌・芝(やや重)5F69.0-4F52.8-3F37.8-1F11.6(馬なり)

菱田裕二騎手を背に札幌芝コースで3頭併せ。僚馬ドゥアイズとカイザーブリッツ2頭を先行させ、直線は外から内の2頭を見ながら脚を伸ばし、ラスト1F11.6の脚で抑え込んで最先着を果たしました。「モタれるところが課題」と陣営から指摘されていた馬でしたが、直線ではカチッと手前を替えて直線も内の2頭に迫られながらもブレずに真っ直ぐ走ることが出来ており、力みの少ない走りが出来ていた印象を受けます。しっかり折り合って手応えでも併せ馬を圧倒しており、デビュー戦から成長を感じさせる追い切り内容でした。上昇度合いはかなり高そうな1頭です。