サウジアラビアロイヤルC(2017)の予想オッズと過去データから傾向を分析!

今週から東京競馬が開催されます。10月7日(土)のメインレースは2歳重賞の「サウジアラビアロイヤルC」が開催。今年でまだ第3回目で馴染みがないという方も多いかもしれませんが、同競走は2013年まではオープン特別のいちょうSとして行われており、2014年に重賞に格上げされ、翌2015年にサウジアラビアロイヤルCという名前に改称されたレースとなります。年末の2歳G1・ホープフルステークスへ、または来春のクラシック戦線へ向けてここで賞金を獲得しておきたい2歳勢が今後のローテーションを確かなものにするために挑むという点においては位置付けは大きくは変わりません。

ということで、今回はオープン特別時代のいちょうS(2007~2013年)と、新設重賞として行われたいちょうS(2014年)、そしてサウジアラビアロイヤルCとして開催された過去2回(2015~2016年)のデータを合わせた過去10年間のデータをもとに傾向を探っていきたいと思います。

重賞へ格上げされている時点で傾向にも変化があるとは思いますが、過去2回の開催データをまとめるよりは参考になるだろうということで、目をつむっていただければ幸いでございます。なお、2012~2013年は東京の芝1800mで行われているため省かせていただきました。

3,4番人気が好成績。6番人気までの馬が中心となる“超”堅実レース

1番人気は複勝率が75%と高いですが、勝ち馬は1頭のみで、アタマで予想するには少々心許ないデータとなっております。勝率は3,4番人気の馬が良く、3馬人気が3勝、4番人気が4勝と好成績を挙げております。

7番人気以下「0-0-0-36」からは3着内が一頭も出ておらず、堅い決着が多い傾向にあります。6番人気までの馬を中心に馬券を組んでいくのがセオリーと言えるでしょう。

【該当馬】1番人気:ステルヴィオ、2番人気:ダノンプレミアム、3番人気:スワーヴエドワード(※下記「予想オッズ」を元に選出)

人気データ
人気 成績
1番人気 1-3-2-2
2番人気 0-3-1-4
3番人気 3-1-2-2
4番人気 4-1-0-3
5番人気 0-0-2-6
6番人気 0-0-1-7
7番人気 0-0-0-8
8番人気 0-0-0-6
9番人気 0-0-0-6
10番人気 0-0-0-5
11番人気 0-0-0-4
12番人気 0-0-0-4
13番人気 0-0-0-1
14番人気 0-0-0-1
15番人気 0-0-0-1
オッズデータ
オッズ 成績
1.0~1.9倍 1-1-1-2
2.0~2.9倍 0-2-1-0
3.0~3.9倍 0-1-1-1
4.0~4.9倍 1-1-1-1
5.0~6.9倍 2-2-0-6
7.0~9.9倍 2-1-1-0
10.0~14.9倍 1-0-0-3
15.0~19.9倍 1-0-3-7
20.0~29.9倍 0-0-0-6
30.0~49.9倍 0-0-0-11
50.0~99.9倍 0-0-0-14
100.0倍以上 0-0-0-9
馬単/三連単データ
馬単 三連単
2007 3,610円 18,560円
2008 6,350円 75,030円
2009 2,100円 19,980円
2010 1,340円 2,300円
2011 670円 3,720円
2014 4,670円 22,600円
2015 2,460円 7,220円
2016 2,150円 5,040円

予想オッズ

出走予定馬と独自予想オッズになります。

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 ステルヴィオ 2.2
2 ダノンプレミアム 4.3
3 スワーヴエドワード 5.6
4 ダブルシャープ 8.2
5 テンクウ 9.7
6 シュバルツボンバー 18.6
7 カーボナード 24.6
8 コスモインザハート 47.3
9 ルッジェーロ 50.3
10 タニノミステリー 75.1
11 イイコトズクシ 87.5
12 エングローサー 112.8
13 ボウルズ 135.7
14 ニシノベースマン 152.7
15 ソイルトゥザソウル 185.2
16 ハクサンフエロ 201.6
17 スターリバー 230.1
18 マイネルサイルーン 240.7
19 バイオレントブロー 270.2
20 メイショウドウドウ 321.2
21 メルムサール 380.1

※正式オッズは馬券発売後に随時公開されます。必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

「外枠」&「先行馬」に注目

コースは東京の芝1600m。1~4枠が「1-1-2-31」、5~8枠が「7-7-6-29」となっており、圧倒的に外枠が有利な傾向となっております。

脚質は先行馬が中心。最後の直線が約520mと長く、追い込みが決まりやすそうなイメージがありますが、2歳戦ではたとえ差し・追込みタイプの馬であっても能力の差で先行してそのまま勝ってしまうケースも少なくなく、先行した馬が決まりやすい傾向にあります。

【該当馬】先行タイプ:ダノンプレミアム、カーボナード、ハクサンフエロ、スターリバー、マイネルサイルーン、バイオレントブロー

枠番データ
枠番 成績
1枠 0-1-0-7
2枠 1-0-1-7
3枠 0-0-1-8
4枠 0-0-0-9
5枠 3-1-2-6
6枠 2-0-1-9
7枠 1-2-2-8
8枠 1-4-1-6
脚質データ
脚質 成績
逃げ 0-1-0-7
先行 4-3-3-19
差し 2-4-2-17
追い込み 2-0-3-17
マクリ 0-0-0-0

関東の牡馬が中心

関東の馬の出走が多いので基本は関東馬が中心ですが、複勝率47.1%と関西勢の好走率も高いです。性別は牡馬が中心となります。牝馬で唯一優勝したのは2007年のアロマキャンドル(4番人気)。

【該当馬】関東馬の牡馬:ステルヴィオ、スワーヴエドワード、テンクウ、カーボナード、ルッジェーロ、ソイルトゥザソウル、ハクサンフエロ、マイネルサイルーン、メルムサール

馬齢データ
所属 成績
栗東 3-3-2-9
美浦 5-5-6-50
性別データ
性別 成績
牝馬 1-0-0-6
牡馬 7-8-8-54

未勝利戦からの馬が中心

未勝利戦からの馬が中心となります。OPや重賞を使った馬も好走はしておりますが、勝率は高くありません。

【該当馬】未勝利組:カーボナード、シュバルツボンバー、タニノミステリー、バイオレントブロー、ハクサンフエロ、メイショウドウドウ、メルムサール

前走データ
前走 成績
新馬 2-4-3-16
未勝利 4-1-4-17
コスモス賞(OP) 1-0-0-1
札幌2歳S(G3) 0-1-1-2
芙蓉S(OP) 0-1-0-5
ききょう賞(地方) 0-1-0-0

騎手は「横山典弘騎手」に注目

騎手は3勝を挙げている横山典弘騎手の成績が良いです。

【該当馬】横山典弘騎手の騎乗馬:なし

騎手データ
騎手 成績
横山典弘 3-0-0-2
内田博幸 1-1-1-0
福永祐一 1-0-0-1
柴田善臣 1-0-0-0
田中勝春 0-2-1-1
戸崎圭太 0-1-0-1
三浦皇成 0-1-0-1