紫苑ステークス(2022)出走予定馬の予想オッズと過去10年のデータから傾向を分析!

3着までの馬に秋華賞への優先出走権が与えられる一戦「紫苑ステークス」が今週末、中山競馬場で開催されます。2016年に重賞に格上げされてから今年で第7回目ということで、重賞になってからの傾向はまだ読み難いところがあるレースです。ということで、今回は過去10年間のデータをもとに紫苑Sの傾向を探っていきたいと思います。

今回はオープン特別だったころの紫苑Sの過去6年のデータと、G3として開催された過去4回分のデータを合わせた過去10年間のデータをもとにレース傾向を探っていきたいと思います。重賞に格上げされてからは傾向も変わってくるかと思いますので、あくまで参考程度にしていただければ幸いです。

■「1・2番人気」が堅実、波乱は少なめ

人気は「1・2番人気」が3勝ずつを挙げており、連対数と3着内の回数は「1番人気」が最多です。「3番人気」と「4番人気」は0勝となっており、上位人気の勝率は上位2頭以外そこまで高くありません。下位人気を見ますと「6~9番人気」は1・2着が2回ずつ、3着4回となっており、人気薄を狙うならこのあたりが良さそうです。中でも「6番人気」は複勝率が40%と上位と変わらない好走率をマークしており、好成績です。3連単で10万馬券以上となったのは過去10年で一度のみとなっており、堅実に決着する傾向にあります。

人気データ
人気 1着 2着 3着 4着以下
1番人気 3 2 1 4
2番人気 3 1 0 6
3番人気 0 1 1 8
4番人気 0 2 2 6
5番人気 2 1 1 6
6~9番人気 2 2 4 32
10番人気以下~ 0 1 1 79
オッズデータ
オッズ 1着 2着 3着 4着以下
1.0~1.9倍 0 0 0 0
2.0~2.9倍 1 2 1 0
3.0~3.9倍 1 0 0 2
4.0~4.9倍 4 0 0 4
5.0~6.9倍 0 3 1 13
7.0~9.9倍 2 1 2 8
10.0~14.9倍 2 2 3 11
15.0~19.9倍 0 1 2 9
20.0~29.9倍 0 1 0 16
30.0~49.9倍 0 0 1 20
50.0~99.9倍 0 0 0 26
100.0倍以上 0 0 0 32
馬単/3連単データ
馬単 3連単
2012 3,510 円 48,520 円
2013 5,140 円 49,900 円
2014 4,730 円 62,570 円
2015 8,440円 84,840 円
2016 2,230 円 14,590 円
2017 2,270 円 11,870 円
2018 1,500 円 16,070 円
2019 5,100 円 18,020 円
2020 21,830 円 147,440 円
2021 3,620 円 64,570 円

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 サークルオブライフ 2.0
2 スタニングローズ 2.7
3 ライラック 5.9
4 サウンドビバーチェ 8.0
5 サンカルパ 11.4
6 ニシノラブウインク 18.6
7 シーグラス 23.0
8 カヨウネンカ 40.3
9 エバーハンティング 56.6
10 ロジレット 68.2
11 コルベイユ 102.5
12 モチベーション 145.8
13 エコルフリューゲル 196.2

■「外枠」&「差し」が好成績

コースは中山の芝2000mを使用。枠は「8枠」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多となっています。「7枠」も2勝を挙げており、全体的に外枠の成績が良く、勝ち馬はとくに外枠から出やすい傾向となっています。開幕週の芝重賞とあって内枠に期待をかけたくなりますがことごとく凡走しており、データ的にはむしろ外枠が優勢と言って良いでしょう。

脚質は「差し」が最多の5勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多となっています。ただ、「先行」は1着4回、2・3着が3回ずつ、「逃げ」も3頭が馬券に絡むなど前目でも決まっているので、「差し」がやや優勢という程度に考えたいと思います。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 0 3 2 13
2枠 1 0 1 18
3枠 1 1 1 17
4枠 0 2 2 16
5枠 2 1 0 17
6枠 1 1 2 16
7枠 2 1 0 23
8枠 3 1 2 21
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 1 0 2 8
先行 4 3 3 26
差し 5 7 5 61
追い込み 0 0 0 46
マクリ 1 0 0 1

■馬体重の増減が「+4~+9kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、3勝を挙げ、3着内の回数が最多の「+4~+9kg」に注目です。

馬体重増減データ
馬体重増減 1着 2着 3着 4着以下
~-20kg 0 0 0 0
-19~-10kg 1 2 1 8
-9~-4kg 0 1 1 22
-3~+3kg 3 5 1 51
+4~+9kg 3 1 7 29
+10~+19kg 3 1 0 23
+20kg~ 0 0 0 8
不明・初出走・未更新 0 0 0 0
今回減 1 3 2 44
同体重 1 2 0 21
今回増 8 5 8 76

■前走レースは「オークス」に注目

前走レースは最多の3勝を挙げ、連対数と3着内の回数も最多の「オークス」が参考レースとしての重要度が一番高そうです。前走着順は「1着」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。ただ、レース特徴的に自己条件を勝ち上がって駒を進めてきた馬の参戦も多いからという理由もあるでしょう。「6着以下」に敗れた馬も4勝を挙げており、うち2頭は「10着以下」の馬となっており、大敗馬も巻き返しています。前走着順についてはそこまで気にしなくても良いでしょう。

前走レースデータ
前走 1着 2着 3着 4着以下
オークス(G1) 3 3 4 23
フラーラS(G2) 1 0 0 9
桜花賞(G1) 1 0 0 4
1勝クラス 1 0 0 4
大倉山特別(2勝クラス) 1 0 0 0
村上特別(1勝クラス) 1 0 0 0
小豆島特別(2勝クラス) 1 0 0 0
HTB賞(2勝クラス) 1 0 0 0
前走クラスデータ
前走 1着 2着 3着 4着以下
未勝利 0 0 0 7
1勝クラス 2 3 4 59
2勝クラス 3 3 1 21
3勝クラス 0 0 0 1
オープン特別 0 0 0 7
G3 0 1 0 8
G2 1 0 1 9
G1 4 3 4 27
海外 0 0 0 0
地方 0 0 0 2
前走着順データ
前走着順 1着 2着 3着 4着以下
1着 3 4 3 44
2着 0 2 2 6
3着 2 0 0 12
4着 1 1 1 9
5着 0 1 1 7
6~9着 2 1 2 28
10着以下 2 1 1 34

[該当馬] 前走がオークスだった馬

  • スタニングローズ(2着)
  • ニシノラブウインク(8着)
  • ライラック(11着)
  • サークルオブライフ(12着)
  • シーグラス(14着)

■騎手は「戸崎圭太」に注目

騎手は「戸崎圭太」と「吉田豊」の2名が2勝ずつを挙げていますが、今年は吉田騎手の騎乗予定がないため、戸崎騎手に注目したいと思います。

騎手データ
騎手 1着 2着 3着 4着以下
戸崎圭太 2 0 0 7
吉田豊 2 0 0 4
三浦皇成 1 1 1 5
岩田康誠 1 1 0 1
福永祐一 1 1 0 0
C.ルメール 1 0 1 3
田辺裕信 1 0 1 7
川田将雅 1 0 0 1
大野拓弥 0 2 0 5
武豊 0 2 0 1
横山典弘 0 1 0 4

[該当馬] 戸崎圭太騎手の騎乗予定馬

  • ライラック