夏を越して成長してくる馬も多く各馬の評価が難しいところですが、今年はそんな中でも特に成長を感じた馬を狙ってみたいと思います。今回最有力視したい馬は、セントカメリアです。

2走前のあずさ賞は重馬場の中逃げ切り勝ちを果たし、続く前走の月岡温泉特別では番手追走から抜け出し、最後で交わされての2着という内容。前走は最後ラーグルフに交わされましたが、3着には2馬身差をつけて完封しており、ここでも力は十分通用するでしょう。

評価したいのは左回りの2000mで連続好走している点で、中京の2000mで2連勝後、前走は新潟の2000mも克服して2着に好走と、左回りの2000mは同馬にとって絶好の条件と言ってよいでしょう。切れるタイプではないため前目につけていく必要がありますが、安定して好スタートを決めてくれる馬なので不安は少なめ。また、前走は休み明けで馬体重はプラス12kgでしたが、もともと小柄なタイプでしたし、レース内容からもこれは成長分と捉えてよいでしょう。

追い切りでも掛かってしまうところが見られたので気性面だけがややネックですが、中京の2000mは坂の中間からのスタートで、コーナーまではゆったり流れるレースになりがちです。中京のコース形態がある程度緩和してくれると見ています。能力上位は明確なので、この舞台なら勝ち切ってくれる可能性は高いと予想してセントカメリアを本命視したいと思います。