JRAの池添謙一騎手は19日、自身のツイッターアカウントで2枚の競馬場内の写真を共有した。1枚はベンチの上に競馬新聞やマークシート、紙コップなどが散乱した写真。もう1枚は馬券の券売機の前のフロアにたくさんの馬券が捨てられている写真だ。この2枚の写真について池添騎手は以下のようにコメント。
「3日間お疲れ様でした。皆さんに1つお願いがあります。前から気になってはいたけど最近よく目にします。競馬場はゴミを捨てる場所じゃありません。自分のゴミはゴミ箱へ。当たり前のことです。普通のことです。来た時よりも美しく。よろしくお願いしますm(_ _)m」
3日間お疲れ様でした。
皆さんに1つお願いがあります。前から気になってはいたけど最近よく目にします。
競馬場はゴミを捨てる場所じゃありません。
自分のゴミはゴミ箱へ。当たり前のことです。普通のことです。
来た時よりも美しく。
よろしくお願いしますm(_ _)m pic.twitter.com/goWB1bVDxx— 池添謙一 kenichi ikezoe (@0723Kenchan) September 19, 2022
この池添騎手のツイートに対して騎手や助手など多くの競馬関係者が「いいね」や「リツイート」などで反応し、多くの反響を呼んだ。
コロナ禍で取りやめていた観客の競馬場入場が限定的に再開されてから1年近くが経とうとしており、競馬場では徐々にコロナ禍以前のような賑わいを見せはじめてきている。
コロナは多くの人々の生活にとても大きな害を与えたが、時間の使い方やありがたみを感じるきっかけになったという人も多いだろう。競馬界においても、競馬場やウインズへ出向けず、画面越しでしかレースを楽しめなくなった時期も長かった。競馬場内に新聞や馬券のゴミが散乱している様子はかつての競馬場ならではの光景ではあるものの、現地で観戦できるありがたみを深く感じながら、競馬ファンとしてのモラルについても改める必要がありそうだ。