3歳牝馬3冠競走の最終戦となる「秋華賞」へ向けて、帰厩し追い切りを開始する馬も増えてきた。各馬の調整はこれから最終段階へと入っていく。
デアリングタクト以来の三冠牝馬の期待がかかるスターズオンアースが最大の注目馬となりそうだが、オークス後に右前肢の第一指骨を剥離骨折が発覚し、骨折明けの一戦となる今回はどこまでパフォーマンスを発揮できるか。先週22日には帰厩後初めて本格的な追い切りを行い、美浦坂路で4F54.4-1F12.8をマーク。骨折の程度としては軽症で、追い切りの動きからも状態面についてはそこまで不安視する必要もなさそうな気配だ。
今年のフローラSの勝ち馬で前走のオークス9着から巻き返しを狙うエリカヴィータも、帰厩後初の追い切りを行った。美浦Wで5F71.8-39.6-12.3を計時。無理することなく馬なりでしまいはまずまずのラップをマークしてきた。国枝栄調教師は「トライアルに無理に間に合わせるより、ゆっくり調整していく」と直行プランを早くから表明しており、ここまでは予定通りに来ている。距離短縮はこの馬にとってプラスになりそうなだけに、巻き返しの期待も十分だ。
直行のローテーションは賞金的には余裕のある馬の特権とも言えるが、今後は紫苑Sを勝ったスタニングローズやローズSを勝ったアートハウスなど、秋を一戦使われた馬たちも動き出す。3歳牝馬クラシックロードのラストは一体どの馬が制すのか。秋華賞の想定馬は下記のとおり。
■秋華賞2022の出走予定馬(想定)
- アートハウス
- ウインエクレール
- ウォーターナビレラ
- エグランタイン
- エリオトローピオ
- エリカヴィータ
- クレスコジョケツ
- サウンドビバーチェ
- サリエラ
- スターズオンアース
- スタニングローズ
- ストーリア
- ナミュール
- パーソナルハイ
- ビジン
- プレサージュリフト
- メモリーレゾン
- モチベーション
- ライラック
- ラブパイロー
- ルージュラテール