【天皇賞秋予想2017】重馬場、不良馬場、道悪に強い馬は?各馬の重馬場巧拙

先週台風21号により各地で記録的な大雨、暴風に見舞われたと思ったら、間髪入れずに台風22号が日本へ接近。28日(土)には暴風域を伴ったまま沖縄に接近する見込みです。その後の進路は、まだ予想に幅がありますが、九州から関東にも接近の恐れがあるようですので、今週末の東京開催も先週に引き続きタフな馬場となる可能性が高そうです。せっかくのG1ですから良馬場でレースを見たいというファンも多くいらっしゃると思いますが、秋雨前線など時期的な問題もあるのでこればかりは致し方がありませんね。

東京競馬場は今週で開幕4週目となりますが、すでに2週続けて雨の中でレースが行われていることからも、芝はかなりダメージを負っている可能性が高いです。今週末も雨の予報となっており、重馬場~不良馬場でのレースを見越した予想をする必要がありそうです。

ということで、今回は馬場が重くなることを想定してタフな馬場を得意とする馬をピックアップしてみました。

天皇賞秋の出走馬で重馬場が得意な馬は?

サトノクラウン

稍重以上のレースの成績は「4-0-0-2」。昨年2月、雨の影響で重馬場開催となった京都記念では、2~3番手から進めて直線入り口で先頭に立つと、そのまま押し切って3馬身差をつける快勝を果たしました。前走の宝塚記念でも、雨の影響で時計も掛かっている中で、レースの展開も前半がスローでロングスパートの競馬になり、全てが嵌った印象。ペースに影響される部分が大きい馬でもありますが、馬場が渋れば無視できない一頭です。

シャケトラ

稍重以上の成績は「1-1-0-1」。稍重でも時計が掛かってタフな馬場状態にあった今年1月の日経新春杯では、先に抜け出したミッキーロケットとの叩き合いの末、ハナ差の2着に入線。父はマンハッタンカフェ、母サマーハはシングスピール×Woodmanというパワーとスタミナを伝える構成で、パワーとピッチの走りは渋った馬場に向いています。近2戦は9着→4着とG1の壁を味わっておりますが、馬場が向きそうな今回は侮れない一頭です。

ステファノス

稍重以上の成績は「1-0-1-2」。15年のつばき賞では重で上がり最速のタイムをマークし1着、一昨年の中山記念でも雨が降る稍重で上がり最速で3着という実績があります。前走の大阪杯でも見せたような持続性の高い末脚が武器で、その末脚は道悪でも健在。天皇賞秋は2着、3着という実績からも、条件は合っている舞台。馬場が渋るのはこの馬にとって好材料と言えそうです。

ヤマカツエース

稍重以上の成績は「2-0-1-4」。開催最終日のうえに雨の影響でかなり時計の掛かるコンディションであった重の福島記念では、抜群の手応えで上がり最速をマークし快勝。昨年の有馬記念では、馬場は良発表でしたが3日間開催の最終日で馬場は荒れており、時計も掛かる状態でしたが、後方から伸びてきた馬の中では最高着順の4着に入線しました。道悪を苦にしないタイプです。

以上、重馬場が得意と予想される4頭の馬を紹介させていただきました。以下に、各馬の稍重~不良馬場の成績をまとめましたのでご参考までに。

各馬の稍重~不良馬場の成績

馬名 成績
カデナ 1-0-0-0
キタサンブラック 1-0-1-1
グレーターロンドン 1-0-0-0
サクラアンプルール 0-0-0-3
サトノアラジン 1-1-1-1
サトノクラウン 4-0-0-1
シャケトラ 1-1-0-1
ステファノス 1-0-1-2
ソウルスターリング 0-0-1-0
ディサイファ 2-1-1-2
ネオリアリズム 2-1-0-1
マカヒキ 0-0-1-0
ミッキーロケット 1-3-0-2
ヤマカツエース 2-0-1-4
リアルスティール 0-0-0-0
レインボーライン 0-0-1-1
ロードヴァンドール 2-0-0-1
ワンアンドオンリー 1-1-0-2