今週はエリザベス女王杯の前哨戦で古馬牝馬限定の「府中牝馬ステークス」が開催。秋の天皇賞やマイルCSを狙ってくるG1級の牝馬も多く、秋の古馬牝馬G1戦線を占う意味でも注目度の高い一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ソダシ(牝4、須貝尚介厩舎)
前走の札幌記念・5着から巻き返しを狙うソダシ。連覇は果たせませんでしたが、今は1600m前後がベスト距離ということで、1Fの距離短縮はプラスとなりそうです。マイルCSへ直行のプランもありましたが、調子が良いということでこちらを叩いてから向かうプランとなりました。本番はあくまで次ですが、東京コースは重賞2勝の得意舞台で、牝馬限定の1800m戦なら巻き返しは必至でしょう。
ローザノワール(牝6、西園正都厩舎)
前走のクイーンS・3着から参戦するローザノワール。2走前のヴィクトリアマイルでは最低18番人気ながら4着に善戦しました。勝ち馬のソダシには離されましたが逃げて2着馬とはタイム差なしの4着に粘っており、前走も敢然と逃げを打って3着と、近2戦のパフォーマンスは圧巻。府中牝馬Sは昨年11着と大敗していますが、確実に地力強化している今なら上位争いは可能でしょう。持続力のある脚が活かせる東京コースも合いそうで、開幕2週目となる馬場も絶好の条件と言えます。
アカイイト(牝5、中竹和也厩舎)
前走のヴィクトリアマイル・8着から巻き返しを狙うアカイイト。昨年は同レース・7着から向かったエリザベス女王杯を制してG1初制覇を達成しており、今秋も昨年同様のステップで牝馬路線の主役を狙います。前走のヴィクトリアマイルは初のマイル戦で距離不足、かつ高速馬場という厳しい条件ながら0秒6差の8着に善戦。1800mに戻るここはパフォーマンスも上がってくるはずです。エリザベス女王杯へ向けた叩きの一戦となりますが、ひと夏のリフレッシュ効果もある今年は初戦から激走も期待できそうです。