今週は歴史的名牝を数多く輩出しているレース「秋華賞」がいよいよ開催されます。牝馬三冠路線最後の一冠を争う一戦ということで、ラスト一冠を争うに相応しい好メンバーが今年も揃いました。
今回もサイン理論で同レースを予想していきたいと思いますが、今回取り上げたいのは「JAXAのイプシロンロケット6号機打ち上げ」。今回初となる商業衛星2機、大学などが開発した小型衛星5機など、日本の宇宙スタートアップたちの衛星が搭載されています。期待と夢を載せて宇宙へ旅立った機体の今後を楽しみにしたいところですが、打ち上げ後に上昇中に何らかのトラブルが生じ、「正常に飛行できない」として地上から指令破壊信号が発信されたようです。
「6号機」ということでシンプルに「6番」の馬、「6枠」の馬を狙ってみるのも良いですが、サイン馬として当てはまりそうなのは「スターズオンアース」。“地球(アース)”をまわりを周回する“期待の星(スター)”という意味にも取れる同馬は、ぴったりのサイン馬でしょう。
オークス・桜花賞を制した二冠馬ということで、今回1番人気は濃厚。20年のデアリングタクト以来、史上7頭目となる牝馬三冠誕生となるかに注目が集まっており、“期待がかかっている”という意味でもイプシロンロケットに通ずるところがあったでしょう。
春の勢力図相手なら能力上位は明らかですが、骨折明けの一戦、ぶっつけでの参戦ということで不安が全くないわけではありません。春からの直行ローテーションはもともと組まれていたプランですし、骨折についても幸い症状は軽度ということで、回復も早かった様子。状態面さえ問題なければ、ここは確勝級の1頭であるように思えます。人気を集める1頭になりそうですが、ここは素直に同馬から馬券を組むのが盤石でしょう。
ということで今年の秋華賞は「JAXAのイプシロンロケット6号機打ち上げ」をサインとして、“地球(アース)”をまわりを周回する“期待の星(スター)”という意味も込めて「スターズオンアース」をサイン馬として有力視したいと思います。打ち上げが失敗しているのでサインとしては不吉なサインとなりそうですが、いろいろな意味で注目を浴びているという意味では同じです。1番人気が負けることをよく“飛ぶ”と競馬業界では表現しますが、結果的に打ち上げは失敗して宇宙へは“飛ばかなった”わけですから、信頼度はより上がったとも言えるでしょう。
今回もコジツケばかりでかなり無理やりな予想となってしまいましたが、色んな予想の楽しみ方があるという事でご容赦いただきたいと思います。