【エリザベス女王杯2017】人気割れの混戦レース!どんな買い方がいいのか?

地域によっては紅葉も始まり、イチョウ並木がとてもきれいな季節となりましたね。今週末は秋競馬の名物競走、牝馬最強決定戦の「エリザベス女王杯杯」がいよいよ開催されます。今年のエリザベス女王杯は実力拮抗の好メンバーが揃い、大混戦ムードが漂う一戦となっております。

ドバイターフを制したG1・2勝馬のヴィブロス、重賞4勝の7歳古馬スマートレイアー、今年もぶっつけ本番の昨年3着馬ミッキークイーン、世界のムーアとのコンビで悲願のG1狙うルージュバック、重馬場の秋華賞を制してG1馬となった注目の3歳馬ディアドラ、G1を8戦連続で馬券圏内に入っているM.デムーロとコンビを組む秋華賞3着のモズカッチャンなど、どの馬が来てもおかしくないようなメンバーが集まりました。

上位にこれだけの有力馬が揃った今年のエリザベス女王杯。上下のオッズの差がそれほど無い一桁台の馬がひしめき合うような状態でのレースとなりそうです。今回は国内外合わせてG1を2勝しているヴィブロスが実績面ではやや抜けているかな?という感じがいたしますが、他馬と大きな差をつけるほどではなさそうですし、確固たる人気馬がいない典型的な「人気割れレース」と言っていいのではないでしょうか?

混戦ムードの“人気割れ”レースはどういった買い方をするのが良いのだろうか?

確固たる人気馬がいないということですから、人気上位の組み合わせでもそこそこの倍率がつく代わりに、人気下位の組み合わせでも比較的倍率が低くなると考えられます。手広く買ってもある程度は利益が出る傾向はありますが、逆に言えばソコソコしか配当妙味がないレースとも言えますので、非常に買い方が難しいレースです。とくに筆者のような本命党に近い買い方をしているファンにとってはこういった本命選びが難解なレースは非常に難しいレースに思えます。

ということで、今年のエリザベス女王杯は人気上位の取捨が大きなポイントとなりそうです。まずは過去に行われたエリザベス女王杯で今回と似たようなケースとなったレースを探してみたいと思います。

昨年行われたエリザベス女王杯は1~5番人気までが一桁台の人気で、1番人気は3.1倍。結果は3→12→2番人気の決着となり、人気薄が絡んで高配当が飛び出す結果となりました。2001年のエリザベス女王杯も5番人気までが一桁台で、1番人気は3.0倍でした。結果は4→2→5番人気でしたが、5番人気までの馬が全て5着内に入着するという堅い決着でした。

去年の12番人気は買いづらいですが、上記の2レースを見る限り、上位馬のワイド馬券なんかを買っていれば的中率は高そうなイメージです。エリザベス女王杯の過去の傾向を見る限りエリザベス女王杯では人気薄が絡むケースは少ない傾向にありますが、去年のようなケースもあるので気になる穴馬がいるなら入れてみるのも面白そうです。

上記で手広く買えば利益は出そうと記しましたが、ワイドや馬連のボックスなどは手広い買い方かもしれませんね。しかし、取りこぼしが嫌で手広く買ってもプラスは小さい上に、外れた時の損失が大きくなるというリスクもあります。「当たればラッキー」くらいの感覚で高配当を狙った買い方ならいいですが、当てよう当てようとするとどうしても最終的な収支のバランスが悪くなってしまいがちです。このあたりはどういうレースになるかの予想次第となりそうですが、今回は危険な1番人気が圧倒的な人気を集めているといったようなレースではないので、基本的に大きな配当が見込めない傾向である以上、買い目はなるべく増やさず絞って買いたいと思っております。