11月は秋晴れのスタートとなり、今月は今のところ良馬場開催が続いている京都競馬場。19日(日)は秋のマイル王者決定戦「マイルチャンピオンシップ」が開催されます。
出走馬の中でとりわけ天候を気にしているのがサトノアラジン陣営でしょう。今年の安田記念では切れを要求されるサトノアラジン向きの馬場で見事な差し切り勝ちを果たし、悲願のG1初制覇を達成しました。その後、東京の開幕週の毎日王冠でも2着と連続好走するも、雨で不良馬場開催となった前走の天皇賞秋では18着と最下位に敗れ、大きく順位を落としました。
「良馬場&外枠」、好走条件はいたってシンプル!
当日の馬場が全ての鍵を握っていると言っても過言ではないくらいにこの馬は馬場によって大きく順位が左右されます。走る条件が明確なので、取捨選択がしやすいという意味では非常にわかりやすい馬と言えるかもしれません。
気になる京都の天候ですが、今週は週中はずっと晴れの日が続きますが、土曜日は雨の予報で、レース当日の日曜日にはまた晴れる予報となっております(11月16日時点の予報)。JRAの公式ホームページで公開されている馬場状態の情報によれば、コース全体に傷みがあり、公開された芝の写真を見るととくに内側の傷みが目立っているといった状況です。
共同会見で主戦の川田将雅騎手が理想的な展開や枠順について記者に問われた際に「雨の状況が一番気になります」「外枠のほうがいい結果が出ている馬」などと答え、「良馬場」と「外枠」を希望する実に簡明直截なコメントを残しております。
土曜日の雨の影響が少なく済み、かつ外目の枠に入り、内に入った先行馬の脚が削がれるような展開というのがまさに理想的と言えるでしょう。天皇賞秋の時点で状態はかなり仕上がっていたので、そのままの状態をキープできているということが大前提にはなりますが、条件が揃うようなら絶対に馬券からは外せませんね。