G3・3勝のウキヨノカゼ引退、繁殖入り

今年の福島牝馬Sを優勝したウキヨノカゼ(牝7、美浦・菊沢隆徳厩舎)が、現役を引退することが明らかになった。同馬は11月16日付けで競走馬登録を抹消し、今後は北海道沙流郡日高町のスマイルファームにて繁殖馬となる予定。

13年のフェアリーCで2着、同年のクイーンCを優勝するなどマイル重賞で活躍。15年のキーンランドCを優勝し、同年のスプリンターズSでは3着に健闘するなど短距離路線でも活躍し、今年は1800mの福島牝馬ステークスを優勝するなど、幅広い活躍を見せてきた。

先週開催されたエリザベス女王杯では初めて2000m以上の距離に挑戦するも18着と最下位に敗れ、結果的にこのレースがラストランとなったが、3歳時には脚部不安により1年9ヶ月の長期休養に入るなどの苦労があった馬が無事に繁殖入りを果たしたということは、やはり、無事是名馬であったと言える。

ウキヨノカゼは父オンファイア、母アドマイヤダッシュ、母父フサイチコンコルドという血統。通算成績は21戦5勝、うち重賞は3勝。ウキヨノカゼ号、お疲れ様でした。