第35回ジャパンカップ(29日、芝2400m、東京競馬場)を制したのは4番人気のショウナンパンドラ(池添謙一)だった。
前走の天皇賞秋と同じ15番からスタートしたショウナンパンドラは9番手の中団を追走。他馬が速めにスパートをかけ外から上がってくる中でじっくりと待って、最期の直線では絶妙の追い出しのタイミングで馬群を抜け出しゴールした。
クビ差の2着には7番人気のラストインパクト(R.ムーア)が入着し、さらにクビ差の3着には1番人気のラブリーデイ(川田将雅)が入着した。
優勝したショウナンパンドラは父ディープインパクト、母キューティゴールドという血統。前走の天皇賞秋では4着に敗れたが、見事に並みいる強豪を下し、昨年の秋華賞以来となる2つ目のG1タイトルを獲得した。鞍上の池添謙一騎手は2012年の同レースでオルフェーヴルで2着に入着しており今回の勝利が待望のジャパンカップ初制覇となった。
気になるショウナンパンドラの次走については馬の状態を見極めオーナーの意思と最善について検討した上で決めるとのことだが、次走は有馬記念が有力のようだ。有馬記念ではラブリーデイ陣営が雪辱を期しており、ラストランとなるゴールドシップも確実に状態を上げてくる。2015年最期の決戦も今から楽しみである。