阪神競馬の日曜メインはダート1800mの重賞「みやこステークス」です。チャンピオンズCの前哨戦として行われる重要な位置付けのレースとなっており、秋のダート戦線を占う上で重要な一戦となります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

オメガパフューム（牡7、安田翔伍厩舎）

例年、秋はJBCから始動していたオメガパフュームでしたが、今年は初めてみやこSから始動。相手関係や衰えを懸念してというわけでなく、今年は5連覇がかかる東京大賞典を大目標としているため、左回りではなく右回りのレースを使いたいという思惑がありそうです。今年初戦のアンタレスSでは59kgの斤量を背負って完勝を果たしていることからも、まだまだ力は上位。G1以外で負ける姿は想像しにくく、今回も信頼度は高い1頭となります。

ハピ（牡3、大久保龍厩舎）

前走のシリウスS・2着から巻き返しを狙うハピ。デビュー戦から全て上がりはメンバー最速で、JDD・4着を除けば全て馬券圏内という堅実派です。前走は中団のやや後ろ目のポジションからインコースを追走し、直線でも内から進出して2着に好走。ハンデが軽かったこともありますが、古馬相手でも十分実力が通用することを証明してくれました。脚質的に展開頼みの面がありますが、レース終盤で確実に末脚を伸ばしてきます。重賞は未勝利ですが、まだまだ良くなる余地は十分残しており、悲願の重賞初制覇となるかに注目です。

タイセイドレフォン（牡3、西村真幸厩舎）

前走のレパードSで2着に好走したタイセイドレフォン。最後の直線でカフジオクタゴンの決め手に屈したものの、前半1000通過60秒5のハイペースを動いての2着は強い内容。3走前の鳳雛Sはハピの2着に敗れましたが、2走前の弥富特別では年長相手を降して8馬身差で快勝しており、続く前走のレパードSは世代トップクラスを相手に2着とどんな相手でも勝ち負けに持ち込める強みがあります。初年度産駒から皐月賞馬ジオグリフを出して大きく株を上げたドレフォン産駒ということで、産駒の勢いも借りて重賞初制覇となるかに注目です。