チャンピオンズカップの前哨戦「みやこステークス」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
タイセイドレフォン(牡3、西村真幸厩舎)
11/2(水)栗東・CW(良)6F82.3-5F66.9-4F52.1-3F37.4-1F11.6(一杯)
栗東CWコースで2頭併せ。僚馬パーサヴィアランスを2馬身追走、直線はムチも入って気合いを入れられると、外からラスト1F11秒6の脚で交わしてクビ差先着しました。1週前はCWコースで3頭併せを行い、最後方から古馬2頭を追走し、直線は外から一杯に追われて併入。時計は6F84.5-1F11.4とここでもしまいは鋭い脚を披露。3ヶ月の休み明けということで先週・最終とびっしり追われて負荷がかけられています。あまり攻め駆けするタイプではないので、最後までしっかりした脚色で走り切って負荷がかけられた今回の追い切りは評価が難しいところですが、賞金を加算したい立場でもありますし、ここは高い本気度を持って仕上げてきたと見ます。
ウィリアムバローズ(牡4、上村洋行厩舎)
11/2(水)栗東・坂路(良)4F52.9-3F38.9-2F25.1-1F12.2(馬なり)
栗東坂路で単走。前半はゆったりと進めて馬のリズムを重視。坂で徐々に加速していきラスト2Fは12秒9-12秒2の好ラップでまとめてゴールしました。調整程度の軽めの内容でしたが、中間は丹念に乗り込まれ1週前にはCWコースで6F80.4-1F11.7の好時計をマークしているので、1週前ですでに仕上がっていたと見てよいでしょう。前走も休み明けながらきちんと実力を出せる状態には仕上げられており、今回も引き続き好仕上がりを印象付けています。叩かれた上積みも期待できそうなここは、前走以上のパフォーマンスが期待できそうです。
ハギノアレグリアス(牡5、四位洋文厩舎)
11/2(水)栗東・坂路(良)4F53.6-3F39.3-2F25.3-1F12.5(馬なり)
福永祐一騎手を背に栗東坂路で単走。馬場の真ん中を力強いフットワークで駆け上がり、軽く促されるとラスト1Fは12秒5の脚で伸びてゴールしました。鞍上が感触を確かめる程度の軽め内容でしたが、序盤から折り合い良く安定したフォームでキビキビと登坂。鞍上の軽い仕掛けに対する反応も良く、何よりフットワークに力強さがしっかり戻ってきたという印象を強く受けました。屈腱炎での1年8か月の休養を乗り越え、復帰2戦目の前走・太秦Sでオープン初勝利と順調に良化。追い切りも無茶をさせず時計も目立って速くはありませんが、フットワークと反応は良く、かなりの線まで調子を取り戻してきた様子がうかがえます。